2019年12月19日
競馬の払戻金に税金はかかる?知っておくべき3つの知識
競馬の予想が的中したらお金が増えて嬉しいですよね?競馬には色々な魅力がありますが、馬券を当てる楽しさは中毒性があると思います!
しかし、中には馬券が当たった時って税金はかかるのと?と的中したにも関わらず不安になる方もいらっしゃると思います。。
そこでこの記事では競馬と税金の関係についてご紹介していきたいと思います!大きな払い戻し金額になった時には注意が必要なので最後まで読んでみてください。
競馬の馬券の払戻金に税金はかかるのか?
結論から言うと競馬での払戻金には税金が発生します。所得税が発生するのですが、所得税といっても色々な種類があり、かなり複雑になっています。
競馬の払戻金が分類されるのは「一時所得」か「雑所得」の2種類になります。普通に競馬を楽しんでいる方の場合は「一時所得」となります。一時所得は簡単に言えば臨時収入のような感じです。
雑所得は所得税の法律で定めれている所得の内、どれにも属さない所得の時に分類させるものになります。競馬を一つの投資として活用し、常に馬券を購入しているような人が対象となるようです。
「一時所得」か「雑所得」の分類は馬券購入の期間や回数、頻度などから判断されるため、自分ではこれは一時所得だなとか自分は雑所得だろうなと予測することはできても、確実にどっちに判断されるのかは分からないものになります。
しかし、コアな競馬ファンでも一時所得に属することが多いため、普通に競馬を楽しんでいるなら一時所得だと思っていて良いと思います!
競馬と税金の関係で知っておくべき3つの情報!
競馬を始めたばかりの初心者の方ではオッズが2倍の馬券に100円賭けて楽しんでいる人もいると思います。払戻金は200円になりますが、これにも税金はかかるの!?と考えてしまう人もいると思います。
そこでここからは競馬と税金の関係について知っておくべき情報を3つに分けて紹介していくので気になる方は是非最後までチェックしてみてください♪
知っておくべき情報その1:一時所得の場合は50万以上から税金が発生する
ほとんどの人がこの一時所得に分類されると説明しましたが、一時所得の場合は利益が50万円以上になると税金の支払い義務が発生します。そのため、50万いじょうの払戻金があった場合にはしっかりと確定申告をし申請をしないと税務署から通知が来たりします。延滞税などが余計にかかることもあるので忘れずに申告する必要があります。
一時所得金の計算方法は以下のようになります
(1年間の払戻金合計-1年間の当たり馬券の購入合計金額-50万円)÷2
となります。例えば1年間の馬券での払戻金の合計が200万円で、1年間の当たり馬券の購入合計金額が50万円だった場合は200万-50万-50万を2で割るので50万円となります。この50万円の一時所得を加味した年収から税金が求められることになるのです。
ちなみにどれだけマイナス収支だったとしても利益の合計が50万円を超えると税金が発生するので注意が必要です。
知っておくべき情報その2:雑所得ならハズレ馬券が経費になる
雑所得の時だと計算の方法も異なりますが、まずはどんなケースだと雑所得に分類されるのかをもう一度しっかりと説明します。
雑所得に分類されるような時は馬券を特定の条件になった時のみ購入できるソフトを使用して利益を生み続けたり、年間を通じて多額の利益を計画的に得た時などが対象になるようです。線引きは難しいですが、馬券を購入している期間や回数、頻度などから決められるようです。
そして雑所得に分類させる時のメリットは一時所得とは異なりハズレ馬券が経費とすることができるため、税金を減らすことが出来ます。
雑所得の計算の方法は以下のようになります。
1年間の馬券の払戻金の合計-(1年間の当たり馬券の購入合計額+1年間のハズレ馬券購入合計金額)
となります。先ほどの例で言うと1年間の馬券での払戻金の合計が200万円、1年間の当たり馬券の購入合計金額が50万円だったとしても、ハズレ馬券を200万円購入していると、収支はプラスマイナスゼロになるので税金は発生しないのです。
普通に競馬を予想している人だと一時所得がほとんどですが、もし雑所得と認められれば一気に税金を減らせるのです。
知っておくべき情報その3:払戻金を分配すると贈与税が発生する可能性がある
みんなで馬券を購入した時はきっと払戻金も分配することになると思いますが、その時に贈与税が課させる可能性があるので注意が必要になります。
一人の人が払戻金を受け取りそれを共同購入した人に渡すとなると税金が発生し、せっかくの的中にも台無しになってしまいます。
共同で購入した時には共同で購入したという証拠があれば、全員が受け取り人になることができるので、証拠を残しておくことをおすすめします。
一番良いのは自分で馬券を購入することですね。大きな払い戻しになった時はとても面倒になるので、自分の馬券は自分で買うようにすると良いと思います!
インターネットでの購入には要注意
最近はネットで簡単に馬券を購入することができ、自動で払い戻しも行われるシステムとなっているため、便利に感じる人は多いと思います。しかしネット購入だと履歴から全て確認することもできますし、気が付いたら50万以上的中していて知らないうちに税金を滞納していることにもなりかねません。しっかりと自分の的中を把握しつつ、馬券を購入するようにしましょう!
まとめ
今回は競馬と税金の関係について記事でご紹介しました!高額当選をした時には誰も喜んで税金のことなど頭から無くなると思いますが、しっかりと確定申告をして、発生した税金を支払うようにしましょう!