銀行カードローンから即日融資が消える!?
近年、銀行カードローンの利用者が急増していますが、その流れが今年で止まりそうです。過去、銀行カードローンの人気の背景には以下のことなどがありました。
・最高金利が消費者金融より低い。
・貸金業法の総量規制(年収の1/3を超える貸付は不可)の適用を受けないため、消費者金融からの借入額に関わらず、自由に借入を申し込める。
・専業主婦でも借りられる。
・コンビニのATM手数料を無料で利用できる。
・100万円以下なら収入証明書が要らない。
・大手銀行では即日融資にも対応できる(現在は不可)。
・信用が大きい。
そのような人気の高い銀行カードローンが問題視されたのは、過剰貸付が発生しているからです。過剰貸付の要因は「総量規制」の適用外にあります。
例えば、年収300万円の人は全消費者金融からの借入残高が100万円になると、すべての消費者金融から1円の借入もできません。しかしながら、銀行カードローンは総量規制が関係ないことから、そのような人にいくら貸付をしようが法律違反にはなりません。
そのためか、銀行カードローンの貸付は野放しのようになっており、2017年9月に行政(金融庁)がそこにメスを入れました。