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借り換えローン・おまとめローンのメリット

借り換えローン・おまとめローンのメリット

貸金業法改正に伴い、今借り換えローン・おまとめローンが注目を浴びています。その理由として、おまとめ・借り換えローンは総量規制例外貸付として、年収の3分の1以上の借入があったとしても法律で貸付が認められている点です。


その上、210年6月18日より上限金利が引き下げとなり、今はキャッシング、カードローンの低金利時代となっております。上限金利は昔より段階的に引下げられていましたが、今回の改正で利息制限法と同じ金利帯となったことから、これ以上の金利引下げは今後は無い見込みです。


金利引下げ後に借入した人は当然現在の金利(10万以上は18%迄、100万以上は15%迄)が適用されますが、改正前に契約した人は以前の上限金利(年率29.2%迄)をそのまま継続しても良いことになっています。


今は総量規制という法律によって年収の1/3以上の貸付は原則禁止となっており、上限金利引下げと過払い返還請求の高止まりで、どこの金融業者も貸し渋り、信用貸付市場はまさしく審査が厳しくなっている状況です。


おまとめローン・借り換えローンはそんな今の資金需要者たちの最終的な選択になるのかもしれません。今回は借り換えローン・おまとめローンのメリットについて説明します。


(最終更新日:平成29年3月30日)

借り換えローン・おまとめローンとは?

借り換えローンもおまとめローンも商品性はほとんど一緒です。今の借入先を新たな借入先からの融資で完済することが条件となります。おまとめとは、仮に3社から50万円で150万円借入があった場合、新しい借入先から150万円以上の融資を受けて3社とも完済し、ローンを1本化することを指します。

借り換えローンは複数の借入先を完済するのではなく、1社50万円の借入があった場合、新たな借入先から50万円以上の融資を受けて、ローンを借り換えることです。複数か1社かの違いによりますが、特に件数が決まっているわけではなく、おまとめローンのことを借り換えローンと呼ぶこともありますので、おまとめローンと借り換えローンは同一と思っても問題ありません。


借り換え・おまとめメリット1 総量規制の例外貸付

おまとめローン・借り換えローンの第1のメリットは総量規制の対象外となることです。具体的に言えば、顧客に一方的に有利となる借り換えは総量規制の例外貸付として認められており、年収の3分の1以上借入があったとしても融資は可能になります。
ポイントは「顧客に一方的に有利となる借り換え」の点です。ではどのような借り換えが一方的に有利となるのか?これは主に以下についてが言えることです。

電球毎月の返済額や総返済額が減少し、追加の担保や保証が無いこと電球
(金利引き下げにて長期返済の場合、総返済額が増える場合がありますが、「段階的に債務を減らす借り換え」つまり、金利を下げて返済のみの借り換えであれば例外融資は可能です。)

つまり、今の借り入れ先よりも1%でも利率が下がる。又は、同じ年率でも毎月の返済額が減少するのであれば総量規制の例外貸付として可能ということです。


年率や総返済額がかなり下がるようなら借り換え分+追加分として融資も可能です。総量規制とは借り手=借りられないだけではなく、貸し手=貸したいけど貸せれないという法律です。上記のように返済額等が大幅に下がるのであれば貸し手としては追加分も含め上限まで融資したいというのが実際の本音なんです。


そして毎月の返済金額減少とは、例えば元金30万円で毎月返済が1.5万〜2万や元金50万円で毎月返済2.5万〜3万円など契約書上に書かれている場合を指します。消費者金融大手の毎月の返済額は元金30万円であれば約8千円〜1万円 50万円であれば約1.5万円〜1.8万円程度です。毎月の返済額は多くなくてもボーナス併用での返済であれば、年間支払金額は通常よりも当然多くなっていますので、総量規制例外の借り換えに該当する可能性が高いと思われます。


借り換え・おまとめメリット2 低金利で借り換えることで毎月の負担減少

第2のメリットは、低金利へ借り換えることで毎月の支払金額・年間支払金額が減少になり、負担も軽くなる点です。


【A社】
借入金額元金60万円 年率17.0%
<30日間の利息>¥8,383円

【B社】
借入金額元金60万円 年率16.0%
<30日間の利息>¥7,890円

【C社】
借入金額元金60万円 年率18.0%
<30日間の利息>¥8,876円

例えば上記のように3社から合計180万円をそれぞれ違う年率で借りていた場合(借入利率は低めに書いています。実際は18%での借入が多いと思いますが)、30日間の合計利息は25,149円となります。


仮に180万円年率15.0%で3社をまとめた場合の30日間の利息は22,191円となり、差額は2,958円になります。


この差額は30日間の利息であって、年間で考えれば金額はかなり大きくなります。あくまで利息ですから、これ以上の金額を入れなければ元金が減らないわけです


借りるときは楽観的に考えていて実際に返済していくと全然元金が減っていかないと感じたことはありませんか?今が低金利の時代といっても年率は100万未満であれば平均18%がほとんどとなっており、それだけ返済時に利息が付いてくるのです。今の金利よりも低金利へおまとめ・借り換えすることで毎月の支払金額が下がり、同じ金額を入金したとしても元金の減りは全く違うのです。


借り換え・おまとめメリット3 返済の手間が無くなり返済計画が立てれる!

これはおまとめローンをした場合になりますが、先ほどの3社から借入していた場合、各社に返済日があり、返済日には3社ともに返済の手続きをしなければなりません。これって思った以上に手間に感じるものです。大手であれば提携銀行ATMから入金もできますが、3枚のカードで入金しなければなりません。仮に振込だった場合、3社とも振込手数料をとられることになるのです。

しかし、1社におまとめすることで返済は1社のみでOK。そしてなにより、3社で借入していた場合、いつにはっきりと完済になるか分からないものです。その点もおまとめすることで毎月一定額支払した場合、はっきりと完済になる日付が分かることになり、返済計画が具体的に立つことになります。

おまとめローン・借り換えローンのメリットについて大きなポイントを3つ挙げました。冒頭に書いたように総量規制で借入が規制されている今、おまとめローンや借り換えローンは資金需要者の最終的な選択肢となっています。特におまとめローンについては返済のみの商品が多く、借入後、限度額内での融資はできないものがありますので、借入前にしっかりと確認することが重要です。本当に借金を無くす為におまとめローンをする人にとっては、逆に返済のみの方がいいと思いますが、各社の商品性、返済方式を理解して自分自身で判断してみてください。



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