2014年09月12日
朝顔・あさがお(あさがほ)
事務局の庭の垣根を朝顔がのぼり、花を着け始めています。
自然生えといいますか、鳥たちの仕業といいますか、自然の恵み、有難いですね、と事務局から写真が届きました。
朝顔は、ヒルガオ科、サツマイモ属の一年生草本です。熱帯アジアの原産で、日本には中国から渡来。奈良時代末期に(平安時代に、とする説もあります)遣唐使が、その種子を薬として持ち帰ったものが初めとされます。
江戸後期には園芸植物として品種の改良発達をみています。品種が多く、花の色も白、紫、紅、藍、絞りなど多彩ですね。朝早く、日没してから約10時間後(朝4時頃)開花するのでこの名がありますね。
茎は蔓になっていて左巻きに巻き付きます。
なお古く万葉集などで「朝顔」と呼ばれているものは、本種でなく、キキョウあるいはムクゲを指しているとされています。
(参考『広辞苑』『植物短歌辞典』『ブリタニカ百科事典』)
では、短歌を三首上げておきます。
与謝野晶子(『常夏』)
朝がほの紅むらさきを一いろに染めぬわりなき秋の雨かな
半田 良平(『幸木』)
一つ咲きて愛でし水色の朝顔はあまた咲く今になりても飽かず
太田 水穂(『螺鈿』)
あさ顔の濃き藍の花のひとつより流れて空の色となりぬらし
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