2014年06月23日
かへるでの歌
本部の庭にも樹齢七、八十年から四、五年生の若木まである。カエデ科の落葉高木。
秋の紅葉・黄色が美しいが、春の芽立ちから新高フ葉色や姿が美しい。
カエデの歴史的仮名遣いではカヘデ。語源的には、葉が蛙の手に似ているからカへルデ。略してカヘデとも。(参考『語源辞典』東京堂出版)
今回は、季節柄若木を詠んだ歌をあげておこう。
作者未詳 万葉集十四.3494
子持山(こもちやま)若(わか)かへるでのもみつまで寝もと我(わ)は思(も)ふ汝(な)はあどか思ふ
碇登志雄 歌集『夕光』から
楓(かへるで)のしもとは垂りてさみどりの雫するなりこの朝明けを
碇登志雄 歌集『神幸』から
かへるでの深き下べを語りゆくホワイトシャツに匂ふさみどり
吹きそよぐ楓の若葉の下べにてつつじは咲けりそのま白さを
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