2014年06月04日
子を思う歌
これなーんだ?
少し近づいてみます。
尾状の花穂
さらに拡大。
花穂つけねの雌花と、右の方に見えるのが雄花
わかりましたか?
これは、栗の花なんです。
事務局前の大きな栗の木に、今、花が満開です!花の重みで枝が折れるほど。
栗はブナ科の落葉高木。実(み)は食用、材は固く腐りにくいので建築・枕木に利用され、青森県三内丸山遺跡からは直径1メートルもの栗材を使った遺構が発掘されています。
栗は雌雄同株で、ちょうど今(5月末〜6月にかけて)強い香りのある白い長い尾状花序(かじょ)を生じ、花序の基部に雌花、それより先には多数の尾花をつけるのです。
栗というと、有名な山上憶良の「子を思う歌」(万葉集)が思い浮かびますね。
子等(ら)を思ふ歌
瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食(は)めば まして偲はゆ
いづくより 来たりしものそ まなかひに もとなかかりて 安眠(やすい)しなさぬ
反歌(はんか)
銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
筑前国守(ちくぜんのくにのかみ) 山上憶良
「わが子ほどに大切なものがあろうか」と、こどもへの思いを率直にうたった歌ですね。
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尾状の花穂
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栗はブナ科の落葉高木。実(み)は食用、材は固く腐りにくいので建築・枕木に利用され、青森県三内丸山遺跡からは直径1メートルもの栗材を使った遺構が発掘されています。
栗は雌雄同株で、ちょうど今(5月末〜6月にかけて)強い香りのある白い長い尾状花序(かじょ)を生じ、花序の基部に雌花、それより先には多数の尾花をつけるのです。
栗というと、有名な山上憶良の「子を思う歌」(万葉集)が思い浮かびますね。
子等(ら)を思ふ歌
瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食(は)めば まして偲はゆ
いづくより 来たりしものそ まなかひに もとなかかりて 安眠(やすい)しなさぬ
反歌(はんか)
銀(しろがね)も 金(くがね)も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
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