2015年02月12日
蕗の薹・ふきのとう(ふきのたう)
事務局の前畑に蕗の薹がお目見えしています。
天ぷらにしたり、蕗の薹味噌や蕗の薹麹を作ったりして早春の味と香りを愉しんでいます。そうこうしてる間に薹が伸びはじめ花が開きそうになってきました。……という便りと共に写真が届きました。
蕗は、キク科、フキ属の多年生草本です。早春に葉に先だって地下茎から鱗状の大きな苞に包まれた花穗(かほ)を出します。これが蕗の薹ですね。薹には多くの細かい花をもっています。葉が出てくるのはもう少し後になりますね。
料理では、事務局からの便りに上げられたものの他、刻んで味噌汁の実に、あるいは和え物、いため煮、つくだ煮にもしています。ほろ苦さと独特の香りが身上です。お酒の肴にもいいですね。また、鎮咳や健胃の効果もあげられていますから早春の食べ物としても珍重に値しますね。
(参考:『野菜と果物図鑑』『季節の花300』『植物短歌辞典』)
では、短歌を三首あげておきます。
岡 麓(『庭苔』)
蕗薹小さきを択りて摘みとりぬ爪にはさまる土のつめたさ
判田良平(『幸木』)
庭の上に一つ萌えたる蕗の薹わが知らぬ間に妻が摘みける
土屋文明(『自流泉』)
山水に萌えいづる青は早くして蕗の花いくつか立ちあがり咲く
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