2023年01月07日
テニスを始めよう
「生涯スポーツ」とは生涯に渡って参加できるスポーツや余暇活動で、
自転車、ゴルフ、ジョギングなどの活動です。
テニスも生涯のすべての年齢で参加できるので「生涯スポーツ」の1つと言えます。
テニスが他のスポーツに比べ、単に平均寿命を延ばすだけではなく、
テニスの成人における健康へ与える潜在的な影響を評価することで、
特に45歳以上の成人のテニスへの参加の健康維持への有効を示しています。
そのテニスを日常生活に取り入れることで、
平均余命を10年近く延ばす可能性があるという。
米国で1989年から行われているコホート研究で、
「心血管健康研究」の参加者に関するデータを基に行った調査では、
75歳以上の人が運動をすると健康寿命が1〜1.5年長くなるとの結果が示されている。
デンマークと米国の研究者からなるチームは、
デンマークで行われている大規模なコホート研究「コペンハーゲン市心臓研究」の
健康な参加者2万人のうち、1990年代初めに研究に参加した人を特定した。さらに、
設定したさまざまな条件に該当する8577人を対象として抽出。
平均余命への影響を明らかにするのに十分な期間といえる約25年間の行動について調査を行った。
研究チームが調査対象としたスポーツは、以下の8種類だ。ジムでのエクササイズには、
トレッドミル、クロストレーナー、ウエイトを使ったトレーニングなどを含む。
調査の結果、テニスをしていた人の平均余命は、運動不足の生活をしていた場合より
9.7年長くなっていたことが分かった。
その他のスポーツによって延長された平均余命の年数は下記のよに発表された。
2020年に『International Journal of Exercise Science』誌に報告されたミシシッピ州立大学の
スプリングらの研究報告です。
タイトルは「Long-term Tennis Participation and Health Outcomes: An Investigation of “Lifetime” Activities(長期的なテニスへの参加と健康成果「生涯」活動の調査)」です。
研究チームは、テニスにこれほどの効果があるとは意外だったと述べている。
運動する時間の長さと効果の大きさの間に相関関係がみられなかったことも、
驚きの結果だったという。
実際のところ、運動に最も長い時間を費やしていたのは効果が最も小さかった
スポーツジムでのエクササイズをしていた人たちだった。
テニスのほか、バドミントンとサッカーの効果が大きかった理由の一つとして考えられるのは、
これらは調査対象に含めたその他のスポーツとは異なり、2人以上で行うものだということだ。
これには社会的交流を伴うという特徴がある。
これについて研究チームは、「定期的に集まるグループに属していることは、支え合い、
信頼し合い、共有し合う人たちがいるという気持ちを強める。
これらは幸福感につながり、長期的な健康を促進するものだ」と説明する。
テニスのプレーに伴う運動のタイプが影響している可能性もあるという。
ゆっくり安定的な動作をするスポーツよりも短時間に高強度の運動を行うスポーツの方が
さらに効果的であるとも考えられているためだ。
英国で行われ、昨年結果が発表された大規模な研究でも、
「全死因死亡率の低下に最大の影響をもたらすスポーツは、ラケットスポーツだ」との
結果が示されている。
それに次いで効果的だとされたのは、水泳とエアロビクスだった。
運動不足が心血管疾患や糖尿病、肥満といった慢性疾患の危険因子であることは知られていますが、
テニスをすることで、これらの疾患の予防に有効である事も報告があります。
生涯スポーツ、特にテニスが、老若男女問わず多くの年齢層で交流して身体活動をするテニスは、
より健康的な生活を促進するための手段である可能性が示されています。
◆テニスをするとなぜ長生きにつながるのでしょうか?
一つ目の理由として
テニスは1対1もしくは2対2で絶え間なく打ち合うスポーツです。
常に相手やボールの動きなど状況判断するため、瞬時に対応方法を考えることにより
脳が鍛えられるためです。
カナダのトロント大学が行った調査では、ベテランテニスプレイヤーの試合前と
試合後の脳の動きを測定したところ、テニスを行った後の脳はストレスに対応する
部分の動きがアップしていることがわかりました。
脳がストレスに強くなると病気をしにくくなり長寿につながっていると考えられます。
二つ目の理由としては
テニスは無酸素運動と有酸素運動の両方を交互に行います。
その結果、全身の機能がバランスよく鍛えられるためです。
無酸素運動は瞬発的な動きにより筋力を強化するもので、
ボールを打つ瞬間やボールを追いダッシュする瞬間などが無酸素運動です。
有酸素運動は心肺機能を強化するもので相手の返球を待っている間に有酸素運動しています。
テニスは高齢者に減りがちな無酸素運動を無理なく取り入れることができるスポーツだそうです。
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