2018年03月29日
書評『哲学の教科書』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、中島義道様の「哲学の教科書」です
このような方にお勧めです
「何かについて一人考えている人 目の前の事象に意味を見出して深く考えてしまう人」
著者の方のプロフィール
「1946年生まれ 哲学博士 著者(カントの時間論 孤独について うるさい日本の私 など多数)」
まとことん考え抜いて、もがき苦しんで、それでも答えにたどり着かなく、また悩む
哲学者とはきっとこのような人のことを言うのであろうと、以前から思っている
目の前で起きている事象は全て一瞬で消え去っては新たな事象が生れていく
生れてまたすぐ消え新たな…
その繰り返しがただただ続いていく
哲学の本などに触れれば触れるほど考えていく
しかし、哲学者と呼ばれる人たちのような深さは私の思索レベルにはなく、哲学書を読む前の自分よりは読んだ後の自分の方が少しは深く考えられていると思う程度
それでも少しは深く考えていると信じて、哲学書をまた購入しては読んでいく
今回の本で一番思索したテーマは「タイムマシーン」
タイムマシーンで過去に行く
この「過去に行く」ことについて考えさせてもらった
例えば恐竜の生きていた時代は?と質問されれば、ほとんどのすべての人は「過去」と答えることは誰も疑わないだろう
この本を読む前の私も「過去」と答える一人だった
しかし私はこの本に出合って変化した
それとは
恐竜のいた時代が過去だという完全な証拠は存在しないだろう
確かに化石や地表などの情報で過去だろうとは考えられるが、誰もその恐竜の生きていた時代に生きていた人間は存在していない
そこで、こう考えられないだろうか
「タイムマシーンで恐竜のいた時代に到着したのび太君たち」は「過去」ではなく「未来」に到着していた
なぜ未来だというのか?それは誰しもその時代をはっきりと知らないからだ
現在の私達人類は、この先何かしらの影響を受け人類が地球上では生活できなくなり絶滅、または天の川銀河のどこかの人類が生存繁栄できる惑星へと移住しているかもしれない
すると地球は人類のいない無(人類から見れば)惑星となる
この無惑星となった地球に長い年月が過ぎ去っていく過程で徐々に恐竜という生物が生れ繁栄し始める可能性もある
ここでこんな疑問が湧いていることだろう
「じゃぁ、今現在のこの地球上で見つかっている化石や地層の証拠はどう説明するのか?」と思われると思います
それに対する今現在の私の考え方はこうです
未来の人類が、何かしらの理由で古い学者や研究者などが地層や化石を調べる少し前の過去にタイムスリップして、未来の自分たちが発明した地層や化石を実験的に持ち込んでは埋めたり掘りなおしたりして、その後未来へと戻る
実験的にある地層や化石を古いその時代の学者や研究者たちが新たな発見として喜び研究しだした(本当は未来の人類が持ち込んだことなど全く知る由もなく)
こう考えるとタイムマシーンで言った過去と思われている時代は「未来」である可能性も秘めていることになる
このように考えさせられた今回の一冊
そしてこの過去?未来?という問題はまだまだ答えにはたどり着く気配はありませんがとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
哲学の教科書 (講談社学術文庫) [ 中島義道 ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7351411
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック