2016年12月14日
書評『野生動物のお医者さん』
こんにちわ、小谷中広之です
「小谷中広之」が読んだ本の書評をします。「小谷中広之」なりに感じたこと(感情)を書き、少しでも皆様の何かのきっかけになれればこのうえない喜びです(定期的に書評は更新していきます)
「小谷中広之」が感じ、思った事を書きたいと思っております
今回のご紹介する本は、斎藤慶輔様の「野生動物のお医者さん」です
このような方にお勧めです
「獣医師 獣医師になりたい人 猟師 動物好き」
著者の方のプロフィール
「1965年埼玉生まれ 2008年NHKプロフェッショナル出演 猛禽類医学研究所代表」
まとめ
野生動物でも、特に猛禽類の保護や生態などについて書かれている一冊
猛禽類とは「鷲、鷹、梟、隼など」のことである
私的に言ってしまえば、鋭い爪をもち、昆虫や小型の動物などを捕まえて食べている鳥とでもいいましょう
猛禽類の鳥の解剖も長くしてこられた斎藤さん。猛禽類は絶滅の危機に瀕していることを訴えています
私自身も全くの素人判断で申し訳ないですが、猛禽類が絶滅の危機に一日一日近づいているように感じられます
自身数々の書物を読んでいますがこの本のような内容(獣医さんが猛禽類について書かれている本)は他にないのではないだろうかと思うほど出会うことがありません
それだけ認知されていない証拠であり、出版しても手に取る人がかなり少ないと感じます
そのような点から考えてみても猛禽対が絶滅の危機に瀕していることは世間には浸透していないのかもしれません。ぜひこの本を手に取って、そこの現実に触れてみてください
触れて読んで考えて何かが変わるわけではありませんが、まず知ることができるでしょう
猛禽類は生態で言えば、鳥ですが他の類の鳥とは違い一生のうちにたくさんのひなを生み育てる動物ではないのです。なので爆発的に増えるという生態系ではく、少しずつ増えていく生態系なのです。ですからより一層絶滅に危機に瀕する可能性が大きいのです
また、狩猟などで鉛球を使う猟師はいまだに存在していますが、その鉛が肉に残ったまま山に捨てられている獣の肉や、獣の内臓、ひどいと獣ごとそのままになっています
その鉛の残っている肉を猛禽類が食べると鉛がそのまま猛禽類の胃の中に入り消化されずに、糞と一緒に出ないで残された鉛のせいで猛禽類が亡くなってしまう事が多いそうです(現在では鉛玉の使用禁止する地域が増えてきています)
この他にも絶滅に瀕する可能性を高めている原因はたくさんあると思います。それは個人個人の違う解釈でしょうが私としては、これは海にも、というよりも地球全体に言えることですがごみのポイ捨て、とくに思うのはプラスチック製品のポイ捨てです。石油製品であるプラスチック、人間にも植物にも動物にも地球の生物全てに害があると今の私は感じています
プラスチックを分解し、栄養とし、また地球の自然界に貢献していくプロセスがプラスチックにはないのです
そして、プラスチックを処理するスカベンジャーもいません
プラスチックはポイ捨て決してやめましょう(プラスチックに限ったことではないですが)
猛禽類だけではなく人間含め、生態系を狂わせる、ある種の物を絶滅させることなどにいちばん加担しているのは人間でしょう
現在の地球上で考え行動に起こせる生き物は人間しかいないのですから
人間と野生動物がどのようにすればお互いがWINWINの関係で地球上で生息できるのでしょうか?
きっとそれは人間から野生動物へと歩み寄っていくことから始めるしかないのではないでしょうか
何よりも人間も大昔は野生動物だったのですから(ひょっとしたら今もそういえるかもしれませんね)
ここまで読んでいただきありがとうございます。読んでいただいた方の人生での何かのお役に立てればとても嬉しいです
この本の他の文章が気になった方下記のサイトで購入可能です。
野生動物のお医者さん [ 齊藤慶輔 ] |
⇓私の会社のホームページです。コラムも書いていますので覗いてみてください⇓
http://cycleair.jp/
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