2018年09月14日
洋画・タイタンの戦い
洋画「タイタンの戦い(Clash of the Titans)」2010年
ギリシャ神話に登場する英雄ペルセウスを主人公としたスペクタクル映画。1981年に公開された同名映画のリメイク作品。
ストーリーはギリシャ神話に概ね沿ってあり余計な解釈が入っておらず見やすい印象。
【ギリシャ神話の大まかな内容】
世界は初め混沌だったが、そこから大地を司る女神ガイアが生まれ、後に天空の神ウラヌスと結婚。二人の間にはティタン(titan、タイタンの語源)と呼ばれる巨大な体を持つ子供が12人誕生。末っ子の神の名はクロノス。クロノスはレアという女神(姉)と結婚し6人の神を儲けました。末っ子の名はゼウス。
やがてウラヌス→クロノス→ゼウスと政権が交代。ギリシャ神話のエピソードはゼウスがトップの座にいるときのものがほとんどです。
ペルセウスはゼウスと王女ダナエの間に生まれた、神と人間の混血児。ペルセウスはゴルゴン3姉妹を退治し、その帰りに海の怪物への生贄として捧げられていたアンドロメダを発見。彼女を妻にするべく、その海の怪物をも退治し最終的にペルセウスはアンドロメダを妻に迎えることに成功しました。
【映画のあらすじ】
映画ではゼウスと冥王ハデスの間に確執があることを匂わせながら、ゼウスが神を敬わない人間に怒りを抱いていることから始まります。そしてアルゴスの人たちがゼウスの像を破壊したことで怒りが頂点に達し、配下に兵士らを襲わせますが、その中で生き残ったのがペルセウス(ペルセウスは漁師で巻き込まれた)。
その後、彼はアルゴスの王と王女カシオペア、娘のアンドロメダに会う。祝宴中にカシオペアは、娘は女神アフロディテより美しいなどと傲慢な発言をしたためハデスの怒りに触れ老化させられてしまう!その後ハデスは海に怪物クラーケンを放ち、アルゴスの国を亡ぼすと宣言。
ペルセウスは謎の女性イオと出会い、半神である彼だけがクラーケンを倒せると言われ、迷いながらも戦いの旅に出る。
グライアイの魔女、巨大サソリ、ジンなどの困難を乗り越え、とうとうクラーケンを倒せる力を持つメデューサと対峙。仲間らを失いながらもメデューサの首を手に入れたペルセウスは、父ゼウスから与えられた空飛ぶ馬ペガサスに跨り、今まさにクラーケンによって滅ぼされようとしているアルゴスへ舞い戻ったのだった。
【見どころ!】
護衛隊の隊長ドラコを演じているのはデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン。父が神であることを受け入れられないペルセウスに喝を入れる役です。性格は厳しく何度も主役に突っかかってくるチョット面倒な人です。
マッツ・ミケルセンは「007カジノ・ロワイヤル(2006年)」で悪役を務めました。他に「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年)」「ドクター・ストレンジ(2016年)」などでも悪役を演じました。ダーティーな役が似合っているというか、ニヒルな笑いが素敵というか、とにかくダークヒーローという言葉がピッタリな役者さんです。
タイタンの戦いでは護衛隊の隊長ということで別に悪役ではないですが、漂うチョイ悪オヤジ臭(?!)がたまりません。
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