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2015年08月17日

抗菌ペプチド ナイシン

ナイシンとは

ナイシン Nisin は、乳酸菌の一種 ラクトコッカス ラクティスが産生する抗菌ペプチド(ペプチド性抗菌物質)です。ナイシンは、2009年に食品添加物として認可されています。ナイシンは、50ヵ国以上の国で、チーズ、乳製品、缶詰等に添加され、保存料として使用されています。人々は昔からこのナイシンによって保存性が高められた食品(チーズ等)を食べてきた経験があります。安全性の高い食品添加物の一つと考えられます。

ナイシンの特徴

・34個のアミノ酸からなる
・ランチオニンなどの特殊な構造のアミノ酸を含む
・ランチビオティクス系のバクテリオシンに分類される
・常温及び酸性条件下(pH3で最も安定)の加熱に安定
・作用機序として、細胞膜に作用して、膜孔を形成することにより、細胞膜の膜機能を破壊するとされている

ナイシンの抗ガン作用

ナイシンには、抗ガン作用があることも報告されています。その作用メカニズムは、ナイシンにより、アポトーシス関連陽イオン輸送制御タンパク質が増えることのようです。その結果、細胞内へのカルシウムの流入が増え、細胞死を誘導しているらしいとされています。ガン細胞に特異的に働く理由については、おそらくガン化によって細胞膜の構造が変化し、ガン細胞にナイシンが作用しやすくなったためではないかと推定しています。ガンに効く、副作用のない抗ガン剤ができるよう祈ります。

乳酸菌が作る機能性ペプチド

ナイシン以外にも、乳酸菌が作り出す機能性ペプチドに関する報告がたくさんあります。今後、これらの実用化にも期待したいと思います。

ナイシンの販売

現在、アサマ化成(株)等により、国内でも製造・販売されているようです。
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