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オリゴ糖とは

単糖が数個結合したものをオリゴ糖といい、二つが結合した二糖類（麦芽糖、蔗糖）や三糖類（マルトオリゴ糖）、四糖類などがあります。オリゴ糖は、大腸内のビフィズス菌を増殖促進する成分で、注目されつつあります。健康の維持増進に役立つプレバイオティクス素材の一つとされています。

プレバイオティクスとは

プレバイオティクスとは、下記条件を満たす食品成分を言います。

１．消化管上部で分解・吸収されない
２．大腸に共生する有益な細菌の選択的な栄養源となり、それらの増殖を促進する
３．大腸の腸内フローラ構成を健康的なバランスに改善し維持する
４．人の健康の増進維持に役立つ、の条件を満たす食品成分を指します。

最終的に短鎖脂肪酸に

オリゴ糖は、胃や小腸で消化液や消化酵素によって消化吸収されることなく、大腸に達し、ビフィズス菌の栄養素となり、繁殖を促進します。オリゴ糖は、大腸に常在する腸内細菌による発酵を受けて、短鎖脂肪酸、炭酸ガス、水素ガス、メタンガスなどに変換され、一部は菌体成分として取り込まれることになります。嫌気的条件下における発酵の中間産物として、乳酸やコハク酸などを作り出します。乳酸やコハク酸は、腸内細菌によってさらに代謝され、酢酸、プロピオン酸、n-酪酸の３つの短鎖脂肪酸が最終的に作り出されます。

オリゴ糖の種類

・ラフィノ−ス
・フラクトオリゴ糖
・ガラクトオリゴ糖
・キシロオリゴ糖
・イソマルトオリゴ糖
・大豆オリゴ糖
・ラクトスクロ−ス

オリゴ糖が多い食品

・玉ねぎ
・キャベツ
・ジャガイモ
・ニンニク
・トウモロコシ
・アスパラガス
・ごぼう
・大豆
・バナナ
・ブドウ
・サトウキビ
・蜂蜜
※ これらが含む糖分すべてがオリゴ糖ではなく、そのうちの一部がオリゴ糖です。含有量として非常に微量です。