2009年04月28日
豚インフル続報。。
【ジュネーブ27日共同】メキシコや米国で発生した豚インフルエンザの人への大量感染を受け、世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザ認定につながる警戒水準引き上げを検討する緊急委員会を、28日から前倒しし、27日午後4時(日本時間同11時)すぎに再び開催した。
WHOの報道官は、緊急委員会が警戒水準を「3」から「4」か「5」に引き上げることを決める可能性があると述べた。
一方、スペイン保健省は27日、豚インフルエンザの感染者1人を確認したと明らかにした。感染確認はメキシコ、米国、カナダに続く4カ国目で、米大陸以外では初めて。欧州に飛び火したことが確認されたことで世界的な大流行(パンデミック)への懸念が強まった。
欧州連合(EU)のワシリウ欧州委員(保健担当)は27日、EU各国の国民に米国とメキシコへの渡航中止を呼び掛ける異例の勧告をした。EUは同日、加盟27カ国の保健相らによる緊急対策会議開催を表明した。
メキシコ政府は、感染ルートについて「人から人への感染」との見方をしているが、具体的な解明は進んでおらず対応を難しくしている。
AP通信によると、中国やロシア、台湾などは症状を示した患者を隔離することを検討している。中国など、豚や豚肉の米州地域からの輸入検疫強化や禁輸を決める政府も出始めた。香港政府は、豚インフルエンザの簡易テストの開発を科学者のチームに指示した。
メキシコ以外での死者はなく、事態をどう評価するかWHOは難しい判断が迫られる。警戒水準が現在の「フェーズ3」から「4」に引き上げられると、発生国との出入国が制限されるなど、不況にあえぐ世界経済に打撃となる可能性もある。
2009/04/28 00:42 【共同通信】
ピコラボ
WHOの報道官は、緊急委員会が警戒水準を「3」から「4」か「5」に引き上げることを決める可能性があると述べた。
一方、スペイン保健省は27日、豚インフルエンザの感染者1人を確認したと明らかにした。感染確認はメキシコ、米国、カナダに続く4カ国目で、米大陸以外では初めて。欧州に飛び火したことが確認されたことで世界的な大流行(パンデミック)への懸念が強まった。
欧州連合(EU)のワシリウ欧州委員(保健担当)は27日、EU各国の国民に米国とメキシコへの渡航中止を呼び掛ける異例の勧告をした。EUは同日、加盟27カ国の保健相らによる緊急対策会議開催を表明した。
メキシコ政府は、感染ルートについて「人から人への感染」との見方をしているが、具体的な解明は進んでおらず対応を難しくしている。
AP通信によると、中国やロシア、台湾などは症状を示した患者を隔離することを検討している。中国など、豚や豚肉の米州地域からの輸入検疫強化や禁輸を決める政府も出始めた。香港政府は、豚インフルエンザの簡易テストの開発を科学者のチームに指示した。
メキシコ以外での死者はなく、事態をどう評価するかWHOは難しい判断が迫られる。警戒水準が現在の「フェーズ3」から「4」に引き上げられると、発生国との出入国が制限されるなど、不況にあえぐ世界経済に打撃となる可能性もある。
2009/04/28 00:42 【共同通信】
ピコラボ