アズーの日記

政府の省エネ家電購入促進策「エコポイント」制度が、１５日から始まる。景気後退で業績不振にあえぐ家電量販店や大手電機メーカーは「官製特需」に期待を寄せる。先行実施中の量販店独自の値引きセールも継続され、ボーナスをにらんだ商戦が過熱しそうだ。

　ただ、準備期間が短く、ポイントの使い道など詳細が決まらないまま「見切り発車」した面もあり、消費者からは「ポイントを欲しい商品に使えるのか」「通常のセールより本当に得なのか」などと戸惑いの声も出ている。

　量販店各社は１４日、特設売り場の設営や、対象商品に統一マークを張るなどの準備作業に追われた。「買い控え」を防ぐため各社が実施している、省エネ家電セールは模様替えして継続。エディオン、ケーズホールディングスはテレビなど３品目を５−１０％値引き。ヨドバシカメラは自社ポイントを５％上乗せし、ビックカメラも最大１０％を上乗せする。

　エコポイントが多くもらえる大型テレビを購入すると、小さい型のテレビより実質的な価格が安くなる逆転現象が起きる場合もあり「高価格商品が購入しやすくなる」（調査会社のＧｆＫジャパン）との指摘もある。
2009/05/14 19:15 【共同通信】