2023年6月2日(金)から翌朝にかけてかなりの雨が降りました。
一部地域では線状降水帯が発生し、浸水等の被害を受けた方もあるかと思います。
管理人の自宅は無事でしたが、仕事先の下水処理場は処理能力を超える水が押し寄せてきたので、久しぶりに「簡易放流」を行いました。
簡易放流というのは、ざっくりいうと、入ってきた流入水を処理せずにそのまま放流することです。
処理場がパンクする状況になるとこれで乗り切ります。
ほとんど雨水なので、そのまま流しても特に問題はないのですが、大雨の翌日に海辺で遊ぶのはやめた方が良いです。以前、大雨の翌日にトライアスロンの大会が開かれて、やけに臭いので騒ぎになりましたが、簡易放流のせいです。もっと言えば大雨のせいです。特に東京都などは危険です。
自宅は無事でしたが、じつは実家の畑がやられております。
川の支流に流されてきたゴミ よく見るとコンテナボックスなどが多数あります。 上流の畑から流れてきたものです |
実家の畑は川の河川敷の中にあります。
河川敷は国や地方自治体が管理していますが、一部では個人の土地も存在します。
実家の畑の土地は正式に登記されており、固定資産税も納めています。
先祖代々受け継いできた畑なので、現在の河川敷になる前(明治以前)からその土地を所有していたのではないかと思われます。
当然ですが、正規の所有者以外が勝手に河川敷を開墾して畑にするのは違法です。
数年前に、実家の畑周辺では「不法占有畑」が一掃されています。重機で更地に戻されました。
それ以外では、市などが管理している河川敷を、市民農園として開放しているケースがあります。
有償・無償は市によりますが、土が良い感じなので、畑にすると野菜がよく育ちます。
そんな畑ですが、今回の大雨で壊滅しています。
写真は市民農園ですが、大水で一部が「田んぼ」のようになっています。
管理人の実家畑も水を被ってゴミだらけになりました。
土曜日に手伝いに行きましたが、野菜が泥をかぶって滅茶苦茶になっていました。
トマトは全滅。キュウリは半壊。ナス・ピーマンは3割ぐらいダメ。
じゃがいもは地面の中なので基本的に無事ですが、土が流されて芋が顔を出していました。
大雨の被害はいろいろあるのですが、じつはこういう地味な被害も出ています。
自家消費用なので、本業の農家の人に比べればはるかにマシですが、久しぶりにやられたなあと思うわけです。
天災はときどきやって来るね。