例によってすべてを見ることはできないので、いくつかを選んでみているのですが、その中で毎週わりと楽しみにしているのが「好きな子がめがねを忘れた」です。
原作は藤近小梅先生のマンガで、コミックスは2023年7月現在11巻まで出ています。
あらすじはこんなかんじ。
「中学2年の主人公・小村くんは隣の席の女子・三重さんのことが気になっていた。ある日、三重さんが眼鏡を忘れたことにより、小村くんは初めて彼女と会話をする。近眼な故に無自覚に至近距離で近づく三重さんに彼はドキドキし続け、彼女も次第に小村くんが自身にとって特別な人と自覚し始める・・・。」
という内容ですが、三重さんの「近眼」という設定がちょっと怪しい。
メガネが無いと近距離から遠距離まで全てぼんやりするらしい。近視と遠視と老眼がミックスしたような謎の視力障碍です。管理人がじつはそれに近い。強度の近視と老眼のせいで、オールレンジでぼんやりしています。
アニメ化にあたって、バリバリのCGを使っているので、原作のふんわりした絵柄が好きな人にはきついかもしれない。三重さんの髪の毛は鑑獅子のようなもっさり感のある手ごわい髪ですが、CGを使ってわさわさ動かしています。キャラクタや背景も、CGできっちり作りこまれています。やりすぎなぐらい。
基本的に主人公の小村君が、セリフとモノローグを延々しゃべり倒すアニメなので、その辺りを味わうのが宜しいと思います。ちなみに三重さんの声は「リコリス・リコイル」のたきなを演じた若山詩音さんなので、この声も重要。すごくいい。
いきなり結論的なことを書きますが、このアニメを鑑賞するのにいちばん良い方法は、「メガネを外してヘッドフォンで聴く」です。
眼が良い人にはできない必殺技ですが、ちょっとぼんやりした画面を見ながら、声優さんの声に集中するのがコツです。アニメ版のAMSRかもしれない。そんな作品ですよ。
タグ:好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅
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