休日の午前中は自転車に乗るのがルーティンなのですが、あまり暑いと遠くまでは行きません。
しかしそれでもパンクは起こる。主に自宅から最も離れた地点で。
先日、久しぶりに後輪をパンクしました。やはり自宅から最も離れた折り返し地点で。
替えのチューブはサドルバッグに入れているので、とりあえずパンク修理をしようと思い、近くにあった大きな公園まで押して行き、そこのベンチでおもむろにチューブ交換を始めました。
しかし、マズいことに気が付きました。なぜか携帯ポンプがない。あっれー。
どうやら、スペアバイクのサドルバッグに入れたまま忘れてきたらしい。うわ、やっちまった。
ポンプが無いと、パンク修理は手も足も出ません。
自宅までは、約20km。歩いて帰るにはちょっと遠い。
ということで、加入している自転車保険のロードサービスを手配することにしました。
管理人は自動車保険とは別に、自転車保険にも加入していて、出先で走行不能になった場合、50kmまでなら運んでもらえるサービスが附帯しているのです。過去にも使ったことがあり、緊急時には便利です。
スマホでアプリを起動して、サクサクとロードサービスの手配をしながら、一応パンクしたチューブの交換だけでも済ませておこうと、タイヤレバーなどを出して作業を始めました。
チューブ交換を終えたときに、スマホに保険会社からの折り返しがあり、いくつか質問に答えた後、運搬車の到着に40〜50分ぐらいかかるとのことでした。想定内でしたが、もう少し早く来てくれると助かる。
電話を切ろうとしたとき、視界の向こうから誰かが何かを持ってやってくるのが見えました。
「あの、よかったらこれ使ってください」
謎のサングラス+マスクの女性(小さいご兄妹連れ)が声をかけてくれました。
管理人が慌てて電話を切って見ると、若いお母さんがすっごい本格的なパナレーサーのフロアポンプを持って立っていました。
「たまたま車に積んであったので」
ということでしたが、なぜ自分の願いが唐突に叶うのかちょっと理解できない私でした。
お礼を言って、さっそく使わせてもらい、あっという間に空気が入って、はいパンク修理完了です。
お話を聞いてみると、ご家族そろってマウンテンバイクを嗜むようで、その日はお父さんが仕事だったので母子3人で公園に遊びに来て、明日はみんなで長野方面の山に自転車乗りに行くらしい。ちびっこもマウンテンバイクに乗るらしくて、まだ未就学の様子だけど、自分の武勇伝を語り始めました。
外していた後輪を取り付けて、チェーンを回して状態を確認しました。取りあえず自走可能のようです。
お母さんとお子さんにお礼を言って、公園を出発しました。
1kmぐらい走って異常が無いようなので、保険会社に電話してロードサービスをキャンセルしました。
その後、無事に自宅まで帰り着くことができました。
自転車に乗っていると、ときどきこういうことがあります。パンク修理を手助けしてくれたり、長いライドの途中で飲み物をくれたりとか。そういうことがあると、自分も他の人に親切にしようと思うわけです。
「ペイ・フォワード」方式と呼べばいいのかな。
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