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2021年02月10日

潮が舞い子が舞い 第5巻(by阿部共実)

「闇の中から 蛇(じゃ)のように 地を這い 林をかき分け 夜の山を下りてくる」
「乙女の恋心ぉおおおおお」

全国1000万(推定)「潮舞い」ファンの皆様、お待たせしました。待望の第5巻が発売です。

冒頭のセリフは、今回の敢闘賞を獲得した氷室静子さんの心の叫びです。熱演ですね。
乙女の恋心がホラー映画のモンスター主観映像みたいにローアングルでぐいぐい迫ってくる感じがよく出ています。
ちなみにこのエピソードでは、氷室さんは延々とモノローグで絶叫しまくったあげく、実際に発声したのは3コマだけです。それも「先輩 私 わてほんまによーいわんわーん」という残念賞でした。

巻を重ねてキャラクター達が自在に絡む姿がとても楽しいです。しかもまだまだ1学期です。
ただ残念なことに、2年4組の生徒が36人もいるので、出番が回ってこない人もいます。
5巻でいうと、大中小組とか東アジア女子会機構とか。管理人はわりと地味系な女子グループが好きなので、彼女たちのエピソードをもう少し収録していただければと思いました。
とくに作者ブログの方で公開されている「魔王になりたい」エピソードは屈指の作なので、今回のおまけに入れて欲しかったなあとつぶやいてみたりして。
このエピソードを読んで、以前自分で書いた「小笠原がいちばん偉いな」という知見が大きな誤りであることがわかりました。
2年4組でいちばん大きな闇を抱えているのは小笠原です。もしもこのクラスでデスゲームが始まったら、首謀者は間違いなく此奴です。常に視線が彼岸を見ている小笠原が犯人です。

saiga01.jpg5巻の第55話で、犀賀ちゃんのちょっと意外な一面が分かるのですが、じつは1巻の第7話で、これについて右佐がずばり指摘しています。

「犀賀はいつも笑顔で気さくだけど、実は、人見知りな所があって、辛いことがあっても人に言えない、嫌な話し相手にも愛想をふるまってしまい不快感示せないタイプ・・・」
前島君はバーナム効果だと思っていたようですが、犀賀にはすっごい刺さったようです。
右佐君、フラグ立てすぎです。
右佐ママも再度登場し、美人で気さくでおっぱいが大きいところを遺憾なく発揮され、あらためて右佐君がもっと辱めに遭うようにと願わずにはいられません。

阿部先生におかれましては、今後もますますのご活躍を祈念し、お祝いの言葉にかえさせていただきます。

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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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