ビジネス英会話 男の英語

【男の英文法_0078】分詞_分詞構文の動名詞

わたしは、「分詞」と聞いただけでも、ザ・英文法の感があり、「英語はお勉強」といった苦手意識にとらわれてしまいます。なんだか難しく説明されているようで、学者向けの特別用語のような気がしてなりません。
そして、「分詞構文」の文字は、見たくもない四字熟語です。

しかし、英語トレーニングで「分詞」、「分詞構文」からは、逃げようとしても逃げられません。
ネイティブと話していると、自分の話す英語の表現の乏しさに自分で気がつき、なさけなくなります。
なので、「分詞」について、しっかりと根本からやり直したように、「分詞構文」もおさらいしたいと思います。

早速、はじめます。

＜今日のお題＞分詞_分詞構文の動名詞

まずは、前回の「分詞構文とはなんぞや？」をおさらいして、まとめてみます。
�@分詞構文は、文語的な表現（文章だけで使われる特別な表現）

�A「分詞」では形容詞だったけど、「分詞構文」は副詞ということ

�B分詞構文は、副詞節をコンパクトにした表現である
分詞構文とは接続詞を用いた2つの文の接続詞を消して、その代わりに分詞（主に現在分詞）を用いた文である。
その手順は、
　�@接続詞を消す。
　�A主語が同じ場合は消す。
　�B動詞を現在分詞（〜ing）にする。
　　　�Aと�Bは必ず接続詞にくっついている文に対して行います。

�C分詞構文を作るときには、必ず動詞を “〜ing” という形にすること

少しだけ、分詞構文に抵抗がなくなってきた感じです。

とりあえず、あと１つ分詞構文にしてみよう。
When I was driving on Route 69, I saw an accident.
「ルート69号線を走っているとき、私は事故を目撃した。」

�@まずは、接続詞を消して、
When I was driving on Route 69, I saw an accident.

�A主語を消して、�B残った動詞を “〜ing” にする
When I Being driving on Route 69, I saw an accident.

できた！

だけど、文章を読む場合、分詞構文を作る過程で出てきた Being は省略されていることもあるので要注意です。
なんでbeingが省略されるのかというと、be動詞そのものがとっても軽い動詞なので、省略・簡略化を目的とした表現である分詞構文では、Being が省略されるのは合理的なので理解しやすい。
その結果、見かけ上、現在分詞 Driving で始まっているように見える分詞構文が出来上がる。
(Being) driving on Route 69, I saw an accident.

う〜んしかし、単純な疑問なんだけど、この文章みたいに副詞節の中が「進行形〜ing」の場合は、混乱しそうです。動詞が姿を変えた “〜ing” で始まる分詞構文と、Being が省略されてもともと “〜ing” だった現在分詞で始まる分詞構文があるからです。どうやら ”〜ing” で始まる分詞構文には2種類のものがありそうです。

�@動詞が姿を変えた “〜ing” で始まる分詞構文
Seeing me, the lady ran away.
※Seeing は、他動詞 See が姿を変えたもの

�ABeing が省略された分詞構文
(Being) driving on Route 69, I saw an accident.
※Driving は、もともと Driving という形だったもの

混乱はするけど、分詞構文の仕組みを理解できていれば、もともとの文章が見えてきます。
なので、分詞構文、そして分詞構文の副詞節が進行形の場合のおさらいは、このくらいにしておこう。
それから、分詞といえば「過去分詞」もあるので、副詞節が「受動態」の場合だったあるはずです。
次回は、「受動態」の場合をおさらいしてみます。

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