ビジネス英会話 男の英語

【男の英文法_0074】分詞_現在分詞とは


今日のテーマは、「現在分詞とは」です。
わたしは、いまだに分詞と聞いただけで、ザ・英文法の感があり、「英語はお勉強」といった苦手意識にとらわれてしまいます。なんだか難しく説明されているようで、学者向けの特別用語のような気がしてなりません。
「分詞」は、「不定詞」と同様に、わたしが英文法で一番苦手というか、きらいな文法なのです。「分詞」と「不定詞」を混同して、使い分けができていませんし。
しかし、「分詞」を拒否ばかりしていては、前にすすめません。ネイティブと話していると、自分の話す英語の表現の乏しさに自分で気がつき、なさけなくなります。なので、しっかりと根本から理論的にやり直す必要があります。

早速、はじめます。

＜今日のお題＞分詞_現在分詞とは
まず、「分詞とはなんだ？」からです。
「分詞とはなんだ？」といっても漠然としているので、この疑問を2つに分けて考えてみます。
�@｢分詞」とは、どうやって使われるのか？
�Aそもそもなんで、「分詞」というのか？呼ばれるのか？

英語の分詞の種類は、2種類あります。
１）現在分詞 （動詞にingをつける)
２）過去分詞（規則動詞のedを付けたり、不規則動詞の過去分詞の形にする）
です。

この2種類の分詞があることを頭に入れておいて、今回は、現在分詞です。
まず、英語では｢�@現在分詞は、どうやって使われるのか？」です。
現在分詞のかたちにするということは、「動詞にingをつけること」です。
あれ？これって現時進行形の動名詞じゃないか？と思ってしまいます。

確かに、現在分詞と動名詞では、形の上では違いがありません。どちらも「動詞+ing」なのですから。
しかし、動名詞と現在分詞が大きく違うのは、文の中での使われ方によって名詞なのか形容詞なのかの違いがあります。
その性質の違いは、
　1) 現在分詞　−　動詞と形容詞の性質を持つ
　2) 動名詞　−　動詞と名詞の性質を持つ
です。

実は、be動詞と一緒に進行形として使われる動名詞も、現在分詞です。また、名詞の前や後ろで、形容詞的に使うのも現在分詞なのです。使われ方でその性質（名詞になるか形容詞になるか）が違うだけで、動名詞だって現在分詞なのです。現在分詞と動名詞の区別なく、ひとまとまりとして、単に「ing形」と呼ぶこともあるんです。

見分け方は、進行形の場合、動詞＋ingの形はbe動詞とセットで使いますので、すぐわかります。
しかし、普通の名詞も a pencil case 「ふでばこ」のように形容詞的に使われることがあります。
動名詞も形容詞的な働きをするんです。ここが紛らわしい。

なので、動名詞として使われているのか、現在分詞として使われているのか判断してみます。
下記は同じ sleeping ですが、どちらが現在分詞でどちらが動名詞か判断がつきますか？
（１） a sleeping lion
（２） a sleeping car

とりあえず、日本語に訳してみます。
「〜している」と訳して内容がなるほどと思えたら、それは現在分詞です。

（１）はどうでしょうか？
「寝ているライオン」、なるほど意味がピタッときました。
ということは、この sleeping は現在分詞です。

（２）はどうでしょうか？
「寝ている車」
あれ？変です。
長いこと乗らずにガレージにでも置きっぱなしの車かな？

では、次に「for」を使って書き換えて、意味が通じるかどうか確認してみます。

a car for sleeping

この for は「目的」を表します。
そして car は電車の車両という意味がありますから「眠るための車両＝寝台車」です。
このように「訳してみたけど、意味が変だな。」と思ったら、「for」を使って書き換えてみて、
意味が通れば、動名詞です。


それでは次に、「そもそも分詞というのか？」についてです。
今回は、現在動詞をみてきましたが、動詞にingをつけて変化させて、
つまりは「分身」させて、「違う品詞」として使っています。
これをつなげて略せば、「動詞を分身させて違う品詞で使うこと」です。


今回は現在分詞について、おさらいしました。
これだけでも忘れていることや、今まであやふやにして知らなかったことなどが発見できました。
実際に英会話で使ってみよう！


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