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【男の英文法_0052】数の一致_ルール5 集合名詞も意味によって単数・複数がある

男の英文法のコーナーは、「英会話で知っておかなければならない文法」を中心に取り上げます。　英語のテストに出るような文法は、別途取り上げます。無視できないので・・・

さてさて、今回も「数の一致」です。「数の一致」は、日本語の感覚にはないんです。日本語と英語の大きく違うポイントなんです。ですから、英文法で「数の一致」は重要です。知っていないと、意味が違って理解されたりしますので。

「数の一致」は主語の数と動詞の数を一致させることです。主語の数（単数か複数か）から動詞の選択を見極めるためには、いくつかのルールがあります。男の英文法では、この「見極め」のためのルールを取り上げていきます。

＜今日のお題＞数の一致_ルール5_集合名詞も意味によって単数・複数がある

「集合名詞も意味によって単数・複数がある」とは、なんぞや？
集合名詞には、familyタイプと呼ばれる単数にも複数にも扱う集合名詞があります。
これはfamily（家族）のように、集合体をひとつのまとまりとして（単数扱い）する場合と、そのメンバーに着目して（複数扱い）する場合とを使い分ける必要があるものです。

familyを使った例文を見てみましょう。
1) His family is large.（彼のところは大家族だ。）
2) There are about 40 families in the village.（その村にはおよそ40世帯の家族がいる。）

1)の例文は、「彼の家族」という「ひとつのまとまり」として主語を扱っているので、三人称単数現在のisが使われています。単数扱いという言葉は、この意味で使われることが分かると思います。また、この文の主語を受ける代名詞を考えると、itになることが分かると思います。

2）は、ひとつふたつと数えられる「家族（のまとまり）」が、40家族ほどあるような状態なので可算名詞であり、複数あるのだから三人称複数現在のareが使われています。

また、familyの複数扱いになる場合を見てみますと。
My family have all gone back to Australia.
「私の家族はみんなオーストラリアに戻っています。」
これも、家族のひとりひとりがイメージできますので、複数扱いで動詞は、haveを使います。

もうちょっと見てみましょう。

3) The class were divided on the question.
「クラスの人たちは、その問いに対してそれぞれ意見が分かれた。」
4) This class is comparatively large.
「このクラスは、比較的大きい。」

この例文では、familyタイプの集合名詞として、classを使った例です。
3)は、複数扱いです。クラスのひとりひとりがイメージできますか？一方、4)は、単数扱いです。クラスがひとかたまりの状態がイメージできると思います。

集合名詞の単数と複数の扱いは、イギリス英語とアメリカ英語で違いがあるんですが、基本的な考え方としては、
ひとかたまりのイメージか、ひとつひとつのイメージかで使い分けます。

他のfamilyタイプの集合名詞は、こんな感じかな？これくらい覚えておけばＯＫだと思います。
audience（聴衆）, class（クラス）, club（クラブ）, committee（委員会）, company（会社〔社員〕）, crew（乗組員）, crowd（群衆）, family（家族）, generation（世代）, government（政府）, jury（陪審員）, public（大衆）, staff（職員）, team（チーム）

いや〜数の一致って奥が深いです。

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