静岡・焼津、ときどき東京。

大ピンチだ。

愛車、アドレスくんが廃車の危機を迎えている。

きっかけはエンジンキーだった。

いくらグイグイ捻っても廻らない。

どうにか廻ったが、廻った瞬間に「ガツン」という異音。

嫌な予感がした。

エンジンキーが廻れば燃料計も反応するはずだ。

ところが全く反応しない。

早速整備工場入り。

整備工場の兄ちゃんいわく

「エンジンキーシリンダーの中のストッパーがぶっ飛んでいますね。」

強引にまわした結果だ。

兄ちゃん、追い討ちをかける。

「古いクルマなのでパーツがあるかどうかわかりませんよ。」

まだ追い討ちをかける。

「走行距離、５万キロですか？信用金庫の営業のスーパーカブですら５万キロで廃車にしますよ！」

追い討ちは止まない。

「修理に１万５千円前後かかりますが、３万円でいい原付がありますよ。」

見せてもらったのが２ストロークの「ホンダディオ」。

前カゴが付いているって時点で前のオーナーさんの姿がある程度イメージできる。

ただ、原付だ。

制限速度時速３０キロと二段階右折という法的縛り。

小さくて小回りは効くが、エンジンの排気量が半減するってことはそれなりのことしか期待はできない。

頼む、マジでパーツがあって頂戴！