つんく
『何か心当たりとかあるの？』



ザキ
『…最近ねぇ…というより１ヶ月くらい前から』




雄輝
『何すか！？何すか！？』




雄輝の目が輝く



ザキ
『無言電話があるんだ。この電話番号から』



携帯を差し出す



----------------------
“090-****-****”
----------------------



ザキ
『毎日じゃなくてたまになんだ。
とったらすぐに向こうから切るの。』



雄輝
『ふ〜ん、非通知にしないなら何か意図があって隠してないのかな？
じゃあちょいとどんな番号か調べてみましょうか？』



ザキ
『そんなことできるの！？』



雄輝
『できますよ。
ちなみにメアドがわかればWeb機能停止させることもできます。
まあ犯罪なんでやりませんが。』



雄輝
『例えば…』



自前のauの携帯を取り出し、あることをする



雄輝
『今つんくさんになりすましてザキさんにメールしました。
もしザキさんが返信したら、そのメールは俺じゃなくつんくさんに届きますよ。』




ザキ
『うぇぇ〜！すごいね！どうやってそんなことできるの？』




雄輝
『簡単に言うと、メール送信プロトコルの一つでPOPってあるんですが
その関数の引数には送信元を好きに設定できるんですけど、』



ザキ
『あ、やっぱいい。ちょっと今度から雄輝を怒らせないどこう…』




雄輝
『所詮はプログラムです。
人間が悪意をもってやろうと思えば何でもできますよ。
じゃあさっきの携帯の番号について調べます。』


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