2015年11月26日
ランチを作って食べて学べるプログラム <Let's Cook Lunch>
今日は、コミュニティのヘルスセンターでやっている
「Let's Cook Lunch」というプログラムに参加してきました。
いつも、通っているコミュニティーの図書館にプログラムのフライヤーがあったので、
それを見て知りました。
図書館には、いろいろな無料プログラムに関してのフライヤーがあるので、
定期的に情報収集に出かけています。
このプログラムでは、栄養士さんの指導の下、一緒にランチを作り、
出来上がったものをいただきながら、栄養について学ぶことができます。
トロントには、様々な国々の人々が移民として生活しているので、
スーパーや市場で売っている野菜や果物も多国籍。
珍しい野菜や果物がたくさんあります。
見たことがないような珍しい野菜や果物は、食べ方もわからず、敬遠しがち。
そういう時に、このプログラムはとても勉強になり、役立ちます。
このプログラムでは、栄養士さんと一緒に、
様々な野菜や果物を主体としたメニューを実際に調理して、
出来上がったものをいただきながら、栄養について学びます。
そして、学んだことを毎日の食事に取り入れ、健康的な食生活をおくりましょうというもの。
先月(10月)から始まり、毎週水曜日の12時から14時までの全8回。
勉強できてランチまでいただけるのに、なんと無料!!
ただし、参加するには、事前に登録が必要でした。
無料だから、参加希望者が多過ぎて参加できないかも・・・と思って、
プログラム第1回目の日に直接、会場まで行きました。
そして、登録用紙をもらい、名前や住所などを記入して提出したら、
あっさり参加することができました。
参加希望者は、私を含め、たったの10人ほど。
無料なのに、参加希望者が少ないことに正直、驚きました。
でも、参加希望者が少なかったおかげで、参加希望者全員が、
プログラムに参加することができて良かったです。
プログラムの初日に、自己紹介をしあったのですが、、
参加者の出身国は、スーダン、フランス、イタリア、スリランカ、インド、ガイアナ。
そして、栄養士の方々の出身国も多彩。
私は、このプログラムに参加した初めての日本人でした。
毎回、参加者は10人にも満たないのですが、
栄養士のスタッフが3人もついてくれます。
まず、最初に調理して、出来上がったものをいただきながら、
栄養士さんが、食材の栄養についてや選び方などをテーマにプレゼンテーションします。
途中で、どんどん自由に質問してもいいし、意見を述べても良し。
日本と違って堅苦しくなく、自由なスタイルです。
ちなみに本日のメニューは、サラダとスイートポテトのフライ、
メープルシロップとマスタード風味のチキン、ザクロとオレンジ。
もちろん、レシピもいただけます。
今日は、栄養士さんから、食品に付いている
栄養表示 (Nutrition Facts) についてのプレゼンテーションがあったのですが、
これまで、ほとんど意識して見ていなかったので、とても勉強になりました。
プレゼンの中で、栄養表示を見て、Fat(脂肪)や
Saturated and trans fats(飽和脂肪酸・トランス脂肪酸)、
Sodium(ナトリウム)の含有量がより少なく、
繊維やビタミンA、カルシウム、鉄分の含有量がより多い食品を
選びましょうという説明があったのですが、
飽和脂肪酸とトランス脂肪酸について、私はまったく知識がなく、ちんぷんかんぷん。
帰宅して、調べてみると・・・
飽和脂肪酸とは、バターなど乳製品や肉類などに多く含まれていて血管に詰まりやすいため、
動脈硬化の原因にもなったりするそう。
そして、トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングを原材料に使ったチョコや
クッキー、パンなどに含まれており、とり過ぎると悪玉コレステロールが増えて、
動脈硬化や心筋梗塞などの心臓病のリスクを高めると言われているそうです。
カナダやアメリカでは、これらについては、敏感なようで、
カナダでは、トランス脂肪酸の含有量を栄養表示に明記することが義務づけられているそうです。
これまで、まったく知らなかったこの2つの脂肪酸。
日本で生活していたら、知る機会はなかなかなかったことでしょう。
海外にいると、日本では知り得ないようなことを知ることができる機会に
恵まれるのも、好奇心旺盛の私には好都合です。
Let's Cook Lunchプログラムも来週が最終回。
最終回はどんなメニューを作って食べて、どんなことを学べるのか今から楽しみ!!
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