ダークナイト ライジング

The Dark Knight Rises

Introduction

全米でのオープニング(2012/7/20)初日にコロラド州の映画館で、本作上映中に銃乱射事件がおき、12人が死亡するという衝撃的な事件に見舞われた本作。 パリでのプレミアはキャンセルされ、また広告も自粛するという痛恨のスタートをきることとなった。 公開前はトータル興行収益10億ドルを超える大ヒットとなった前作『ダークナイト』を超えるといわれ、この事件によってかなりの痛手を被るだろうと予想された。
しかし蓋を開けてみると、公開初登場1位、3種連続首位をキープ、8週にわたってトップ10内にランキングする大ヒットとなった(全米において)。 トータル興行収益もすでに10億ドルを突破、まだ世界各地で公開中ということもあり、さらに伸びることだろう。 ただ、事件がなければどれだけ･････と考えてしまうのも事実。


本作は『バットマン ビギンズ』(2005)に始まる3部作を完結する作品となる。 シリーズ通して主要スタッフはそのままだ。 監督はクリストファー・ノーラン、脚本はクリストファー・ノーランとその弟ジョナサン・ノーラン、製作はクリストファー・ノーランとその妻であるエマ・トーマスと、このシリーズはノーラン一家の作品といっても過言ではない。
しかしこれまでも数々の秀逸作品を世に送り出してきたクリストファー・ノーランとジョナサン・ノーラン。 兄のクリストファー・ノーランは監督作として『メメント』、『インソムニア』、『バットマン ビギンズ』、『プレステージ』、『ダークナイト』、『インセプション』等、弟のジョナサン・ノーランは『メメント』(原案)、『プレステージ』(脚本)、『ダークナイト』(脚本)を手がけています。

単なるヒーロー物ではなく社会派ドラマのような展開とストーリー、そして実力者揃いの役者陣が魅せる濃厚な演技、また長編大作映画として部分的にでさえ史上初めてIMAXカメラで撮影された前作『ダークナイト』よりも、さらに広範囲にわたり大型カメラでの撮影を行った迫力の映像(※)が観る者を捕らえ、大ヒットになった要因ではないだろうか。 (※映画館、特にIMAXスクリーンで見た場合に、最も効果的に映像が楽しめます)
出演はクリスチャン・ベール、トム・ハーディ、アン・ハサウェイ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン、リーアム・ニーソン、マリオン・コティヤール、ジョゼフ・ゴードン＝レヴィット、キリアン・マーフィー、他。

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■2012年7月28日 全国公開

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Storyline

ジョーカーとの死闘から8年が経った頃、ゴッサムシティは新たな法の下、組織犯罪の一掃された街へと生まれ変わり、貧困や根本的な腐敗に目を背けつつも、仮初めの平和を享受していた。 ブルース・ウェインはバットマンとしての活動をやめ、エネルギー開発に携わりながら屋敷に引きこもる隠遁生活を送っていた。
ある夜、邸宅で開かれたパーティで出会った謎の女性セリーナ・カイルと出会う。 彼女の背後にはベインという男がいた。 ベインはブルースと同じくラーズ・アル・グールのもとで修行した同胞であり、兄弟子であった。 ベインの動きに不審を抱いたブルースはバットマンの復活に向け動き始めるが、そのベインにより財産を失ってしまうのだった。

ベインとの直接対決に臨んだバットマンだが、ベインの圧倒的な精神力に敗れてしまい、地価牢へと落とされてしまう。 バットマンを片付けたベインはゴッサムシティへを孤立させ刑務所を開け放ち、街を市民の手に取り戻すと称して貧困層の反乱を扇動し、さらにエネルギー原子炉を核爆弾へと変え、爆発させる用意をするのだった。 その頃、ジェームズ・ゴードンはベインの陰謀を阻止し街を奪還するため、部下のジョン・ブレイクと共に動き始めていた。 そしてブルースもまた地下牢からの脱出に成功するのだが･････

Director

Cast

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