[映画] ワイルドバンチ|The Wild Bunch|作品情報・レビュー|ウィリアム・ホールデン/ロバート・ライアン/アーネスト・ボーグナイン/エドモンド・オブライエン/ベン・ジョンソン
ワイルドバンチ
The Wild Bunch
genre | アクション(西部劇) |
year | 1969 |
country | USA |
runtime | 145分 |
production | Warner Brothers/Seven Arts |
site | − |
rating | − |
Introduction
パイク率いる強盗団の逃避行からの最後の大仕事と仲間の救出を描いた西部劇アクション。
監督はサム・ペキンパー、1984年に他界。『荒野のガンマン』でデビューし、本作、『わらの犬』、『コンボイ』などバイオレンス映画の先駆者と言われている監督。 タランティーノやウォシャウスキー兄弟をはじめ現代のバイオレンス表現の手法に多大な影響を与えている。
出演はウィリアム・ホールデン、ロバート・ライアン、アーネスト・ボーグナイン、エドモンド・オブライエン、ベン・ジョンソン、ウォーレン・オーツ、アルバート・デッカー、エミリオ・フェルナンデス他、今は亡き名優揃い。
・ウィリアム・ホールデンはオードリー・ヘプバーンの『麗しのサブリナ』(1954)、『戦場にかける橋』(1957)のシアーズ中佐が有名。 1981年他界。
・ロバート・ライアンは『史上最大の作戦』(1962)が有名。 1973年他界。
・アーネスト・ボーグナインは今年(2012年)7月に他界。 TVシリーズ『エアーウルフ』のドミニク役で日本でもお馴染み、1955年の『マーティ』ではアカデミー主演男優賞も受賞している名優だ。 近年だと『ガタカ』に出演しています。
・エドモンド・オブライエンは『裸足の伯爵夫人』(1954)です。 この作品でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞しています。 1985年他界。
・ベン・ジョンソンはアカデミー作品賞の『シェーン』(1953)にも出演、1971年の『ラスト・ショー』ではアカデミー助演男優賞を受賞しています。 1996年他界。
・ウォーレン・オーツは晩年『ブルーサンダー』(1980)に出演しています。 ブルーサンダーはエアーウルフ、アパッチ、ブルーサンダーとかっこいいヘリの一角です。 1982年他界
・アルバート・デッカーは議員も勤めたほどだが、62歳の時SMプレイ中に事故死というかわいそうな最後を遂げた俳優。 日本の1965年の『大怪獣ガメラ』にも出演。 1968年他界。
・エミリオ・フェルナンデスは悪役が良く似合うメキシコの俳優。 1986年他界。
今は亡き名優が多く出演し、後世のバイオレンス映画に多大な影響を与えた作品。 西部劇にはお決まりの銃撃戦においても、他の西部劇とは違い、どちらかというと現代の映画に近いと思います。 弾が当たったらただ倒れるののではなく、血しぶきや弾の当たり方、撃ち方など激しいです。 また車で人間を引き回すなど遠慮なく映し出されます。 また最後の大銃撃戦はこれまたスゴイですね、銃弾の雨あられ・・・・。
仲間との約束を守らないなら仲間から外れろと厳しくルールに徹しようとするリーダーのパイクや、そのパイクを支える右腕のダッチ、文句ばかりいうゴーチ兄弟、家族思いの若いメキシコ人エンジェル、そしてあなどれない老兵サイクスなど、個性キャラが揃ったパイク一味。 それを追うソーントンと賞金稼ぎの追跡者達。 ソーントンは昔パイク一味という設定がまた話を濃くします。 逃げればいいものを、捕まってしまった仲間を救出するため、たった4人で敵のアジトに乗り込む姿は、日本人なら大好きな設定でしょう(多分・・・)!
value : ★★★★★★★★☆☆ [ 8 / 10 ]
監督はサム・ペキンパー、1984年に他界。『荒野のガンマン』でデビューし、本作、『わらの犬』、『コンボイ』などバイオレンス映画の先駆者と言われている監督。 タランティーノやウォシャウスキー兄弟をはじめ現代のバイオレンス表現の手法に多大な影響を与えている。
出演はウィリアム・ホールデン、ロバート・ライアン、アーネスト・ボーグナイン、エドモンド・オブライエン、ベン・ジョンソン、ウォーレン・オーツ、アルバート・デッカー、エミリオ・フェルナンデス他、今は亡き名優揃い。
・ウィリアム・ホールデンはオードリー・ヘプバーンの『麗しのサブリナ』(1954)、『戦場にかける橋』(1957)のシアーズ中佐が有名。 1981年他界。
・ロバート・ライアンは『史上最大の作戦』(1962)が有名。 1973年他界。
・アーネスト・ボーグナインは今年(2012年)7月に他界。 TVシリーズ『エアーウルフ』のドミニク役で日本でもお馴染み、1955年の『マーティ』ではアカデミー主演男優賞も受賞している名優だ。 近年だと『ガタカ』に出演しています。
・エドモンド・オブライエンは『裸足の伯爵夫人』(1954)です。 この作品でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞を受賞しています。 1985年他界。
・ベン・ジョンソンはアカデミー作品賞の『シェーン』(1953)にも出演、1971年の『ラスト・ショー』ではアカデミー助演男優賞を受賞しています。 1996年他界。
・ウォーレン・オーツは晩年『ブルーサンダー』(1980)に出演しています。 ブルーサンダーはエアーウルフ、アパッチ、ブルーサンダーとかっこいいヘリの一角です。 1982年他界
・アルバート・デッカーは議員も勤めたほどだが、62歳の時SMプレイ中に事故死というかわいそうな最後を遂げた俳優。 日本の1965年の『大怪獣ガメラ』にも出演。 1968年他界。
・エミリオ・フェルナンデスは悪役が良く似合うメキシコの俳優。 1986年他界。
今は亡き名優が多く出演し、後世のバイオレンス映画に多大な影響を与えた作品。 西部劇にはお決まりの銃撃戦においても、他の西部劇とは違い、どちらかというと現代の映画に近いと思います。 弾が当たったらただ倒れるののではなく、血しぶきや弾の当たり方、撃ち方など激しいです。 また車で人間を引き回すなど遠慮なく映し出されます。 また最後の大銃撃戦はこれまたスゴイですね、銃弾の雨あられ・・・・。
仲間との約束を守らないなら仲間から外れろと厳しくルールに徹しようとするリーダーのパイクや、そのパイクを支える右腕のダッチ、文句ばかりいうゴーチ兄弟、家族思いの若いメキシコ人エンジェル、そしてあなどれない老兵サイクスなど、個性キャラが揃ったパイク一味。 それを追うソーントンと賞金稼ぎの追跡者達。 ソーントンは昔パイク一味という設定がまた話を濃くします。 逃げればいいものを、捕まってしまった仲間を救出するため、たった4人で敵のアジトに乗り込む姿は、日本人なら大好きな設定でしょう(多分・・・)!
value : ★★★★★★★★☆☆ [ 8 / 10 ]
Storyline
多額の賞金が懸けられている賞金首パイク率いる強盗団、"パイク一味"は鉄道会社に銀を盗みに強盗に入った。 しかし待ち伏せされていた。 銀の情報は一味をおびき出すための罠だったのだ。 パイク一味は多くの仲間を失いながらからくも逃走したが、わずかに盗んできたドル袋も中身は鉄屑であった。
そして鉄道会社も逃がした一味を追うべく、ソーントンという投獄中の男をリーダーとした賞金稼ぎ達を追っ手にかけるのだった。 ソーントンは元パイクの仲間だったが捕まり投獄されていた。 パイクのことを良く知るソーントンは釈放を条件にパイク捕縛に加わったのだ。 鉄道会社の強盗に失敗したパイクは、もう歳だから大きな金を得て引退したいと右腕のダッチに相談し、最後の大仕事として軍隊の金を狙うことを決めるのだった・・・・・
そして鉄道会社も逃がした一味を追うべく、ソーントンという投獄中の男をリーダーとした賞金稼ぎ達を追っ手にかけるのだった。 ソーントンは元パイクの仲間だったが捕まり投獄されていた。 パイクのことを良く知るソーントンは釈放を条件にパイク捕縛に加わったのだ。 鉄道会社の強盗に失敗したパイクは、もう歳だから大きな金を得て引退したいと右腕のダッチに相談し、最後の大仕事として軍隊の金を狙うことを決めるのだった・・・・・
more・・・
!!注意!! 〓ネタバレのストーリーライン〓
国境を越えてメキシコの仲間エンジェルの育った村に着いたパイク一味だが、村はマパッチ将軍率いる政府軍に荒らされていた。 エンジェルの父は殺され、婚約者は連れ去られていた。 パイク一味は村で手厚い歓迎を受け翌日出発したのだが、ソーントンの追跡が激しくやむなくアグア・ベルデにあるマパッチ将軍の砦に逃げ込んだ。
将軍はアメリカ軍と戦闘中であったが武器が不足していたため、戦況は不利であった。 パイクは将軍と取引をすることにした。 1万ドルで敵の武器輸送列車を襲い、武器を強奪してくると。 パイクたちは見事に強盗を成功させたが、用心のため将軍にすぐ武器を渡すことはしなかった。 数回に分けて金と武器を交換した。
しかしダッチとエンジェルが金を受け取りに行った際に将軍は、エンジェルの身内を殺したことを告げた。 家族思いのエンジェルは堪えることができず、将軍に襲い掛かるのだが遭えなく捕まってしまった。 ダッチはオレには関係ないふりをして、一味の元へ戻る。 エンジェルのことをパイクに伝えるのだが、パイクは悩んだ。 このまま逃げることも出来ると・・・。 ちょうどその時、ソーントン率いる追っ手がすぐそこまで来ていた。 パイクたちは追っ手をかわすため、また将軍の砦へ戻った。 そこで見たのは車で引きずり回されるエンジェルの姿だった。
そこでパイクとゴーチ兄弟は女を抱くのだった。 パイクがゴーチ兄弟に一言声を懸けた "行くぞ" と。 その一言でパイクの真意を理解したゴーチ兄弟であった。
準備を整えた4人は、200人以上はいるマパッチ軍にたった4人で乗り込んだのだ。 将軍は4人の前でエンジェルの首を切り裂いた。 その瞬間パイクは将軍を撃ち殺したのだった。 それを皮きりに一斉に銃撃戦が始った。 4人しかいないパイク一味の戦闘は凄まじく、 何発も銃弾を浴びながらも次々と沸いてくるマパッチ軍を蹴散らしていった・・・・
ソーントンが砦で見た光景は凄まじい死体の山だった。 ソーントンはかつての同胞パイクの亡骸から銃を抜き砦を出たが、その場で座り込むのだった。 賞金稼ぎたちは賞金首のパイク一味の死体を馬に乗せ意気揚々と砦を後にした。
しばらくしてソーントンは遠くで銃声を聞いた。 そしてパイク一味の1人、サイクスじいさんが現れた。 銃声はサイクスが仲間の死体を運ぶ賞金稼ぎを殺した銃声だった。 サイクス爺さんはソーントンに"また昔みたいに一緒にやるか"と声をかける。
ソーントンとサイクスは砦を後にするのだった・・・・
国境を越えてメキシコの仲間エンジェルの育った村に着いたパイク一味だが、村はマパッチ将軍率いる政府軍に荒らされていた。 エンジェルの父は殺され、婚約者は連れ去られていた。 パイク一味は村で手厚い歓迎を受け翌日出発したのだが、ソーントンの追跡が激しくやむなくアグア・ベルデにあるマパッチ将軍の砦に逃げ込んだ。
将軍はアメリカ軍と戦闘中であったが武器が不足していたため、戦況は不利であった。 パイクは将軍と取引をすることにした。 1万ドルで敵の武器輸送列車を襲い、武器を強奪してくると。 パイクたちは見事に強盗を成功させたが、用心のため将軍にすぐ武器を渡すことはしなかった。 数回に分けて金と武器を交換した。
しかしダッチとエンジェルが金を受け取りに行った際に将軍は、エンジェルの身内を殺したことを告げた。 家族思いのエンジェルは堪えることができず、将軍に襲い掛かるのだが遭えなく捕まってしまった。 ダッチはオレには関係ないふりをして、一味の元へ戻る。 エンジェルのことをパイクに伝えるのだが、パイクは悩んだ。 このまま逃げることも出来ると・・・。 ちょうどその時、ソーントン率いる追っ手がすぐそこまで来ていた。 パイクたちは追っ手をかわすため、また将軍の砦へ戻った。 そこで見たのは車で引きずり回されるエンジェルの姿だった。
そこでパイクとゴーチ兄弟は女を抱くのだった。 パイクがゴーチ兄弟に一言声を懸けた "行くぞ" と。 その一言でパイクの真意を理解したゴーチ兄弟であった。
準備を整えた4人は、200人以上はいるマパッチ軍にたった4人で乗り込んだのだ。 将軍は4人の前でエンジェルの首を切り裂いた。 その瞬間パイクは将軍を撃ち殺したのだった。 それを皮きりに一斉に銃撃戦が始った。 4人しかいないパイク一味の戦闘は凄まじく、 何発も銃弾を浴びながらも次々と沸いてくるマパッチ軍を蹴散らしていった・・・・
ソーントンが砦で見た光景は凄まじい死体の山だった。 ソーントンはかつての同胞パイクの亡骸から銃を抜き砦を出たが、その場で座り込むのだった。 賞金稼ぎたちは賞金首のパイク一味の死体を馬に乗せ意気揚々と砦を後にした。
しばらくしてソーントンは遠くで銃声を聞いた。 そしてパイク一味の1人、サイクスじいさんが現れた。 銃声はサイクスが仲間の死体を運ぶ賞金稼ぎを殺した銃声だった。 サイクス爺さんはソーントンに"また昔みたいに一緒にやるか"と声をかける。
ソーントンとサイクスは砦を後にするのだった・・・・
The Wild Bunch - Pike & Dutch & Lyle & Tector
Director
・ | Sam Peckinpah (サム・ペキンパー) |
Cast
・ | William Holden (ウィリアム・ホールデン) | : | パイク・ビショップ |
・ | Ernest Borgnine (アーネスト・ボーグナイン) | : | ダッチ・エングストローム |
・ | Edmond O'Brien (エドモンド・オブライエン) | : | フレディ・サイクス |
・ | Warren Oates (ウォーレン・オーツ) | : | ライル・ゴーチ |
・ | Ben Johnson (ベン・ジョンソン) | : | テクター・ゴーチ |
・ | Jaime Ssnchez (ジェイミー・サンチェス) | : | エンジェル |
・ | Robert Ryan (ロバート・ライアン) | : | ソーントン |
・ | Strother Martin (ストローザー・マーティン) | : | コファー |
・ | Bill Hart (ビル・ハート) | : | ジェス |
・ | Albert Dekker (アルバート・デッカー) | : | パット・ハリガン |
・ | L.Q. Jones (L・Q・ジョーンズ) | : | T.C |
・ | Emilio Fernandez (エミリオ・フェルナンデス) | : | マパッチ将軍 |
・ | Fernando Wagner (フェルナンド・ワグナー) | : | モール中佐 |
Chat
■ウィリアム・ホールデン > 1918年 - 1981年(享年63)■ロバート・ライアン > 1909年 - 1973年(享年63)
■アーネスト・ボーグナイン > 1917年 - 2012年(享年95)
■エドモンド・オブライエン > 1915年 - 1985年(享年63)
■ベン・ジョンソン > 1918年 - 1996年(享年77)
■ウォーレン・オーツ > 1928年 - 1982年(享年53)
■アルバート・デッカー > 1905年 - 1968年(享年62)
■エミリオ・フェルナンデス > 1904年 - 1986年(享年82)
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2012年08月18日 15:49|アクション