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2010年08月20日

ジャッキー・チェン&ジェイデン・スミス来日記者会見『ベスト・キッド』

ハリウッドの父と中国の父がジェイデンを大絶賛!!
本物の"ベスト・キッド"は未来の超大物スター!

自らの道を切り開こうとする少年と、それを導く師匠――あの伝説の世界的大ヒット映画『ベスト・キッド』が甦る!
全米公開(6/11)では週末3日間で興行収入5,600万ドルをあげ、見事に初登場第1位を獲得。日本での8月14日(土)公開を目前に控え、主演のジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、プロデューサーのウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット・スミスが来日し、記者会見を行いました。
父ウィル・スミスと共演した『幸せのちから』から4年。そのときに果たせなかった親子そろっての来日会見、愛くるしさに精悍さを増したジェイデン・スミスの成長ぶり、スクリーンを超えたジャッキーとジェイデンの師弟の絆、さらにはウィル・スミスとジャッキー・チェンという東西二大スターのツーショットと、見所満載!!親バカぶりも満載!?の来日記者会見となりました。

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映画『ベスト・キッド』来日記者会見
■日時/8月5日(木)11:00スタート
■場所/ザ・リッツ・カールトン東京
■登壇者/ジェイデン・スミス(12)、ジャッキー・チェン(56)、ウィル・スミス(41)、ジェイダ・ピンケット・スミス(38)


▼最初のご挨拶
ウィル:
アリガトウ、アリガトウ、コンニチハ!
この場に来れてエキサイトしています。温かい歓迎ありがとう。この作品をこうやってお届けできることを嬉しく思います。我々はこの映画を楽しんでつくりました。皆さんも映画を観て楽しんでくれると嬉しいです。

ジェイダ:
また日本にこれて嬉しいです。東京は私のお気に入りの街、いつも楽しくて仕方ないの。今回は特にジャッキーとジェイデンと一緒に来ることができました。ふたりのガンバリのお陰でこの作品は完成しました。とっても誇りに思っています。皆さんにも楽しんでもらえると思います。

ジェイデン:
(盛り上げようと叫ぶウィルをなだめながら)お父さんありがとう。そしてみなさん今日はありがとう。日本にまた来れて嬉しいです。一生懸命つくった作品なので、ぜひ楽しんでください。

ジャッキー:
毎回ですが、日本に来れて嬉しいです。大好きな国だから。日本でもたくさんのファンが30年間も僕を支えてくれました。古い友達、新しい友達もいっぱいいます。今回はスミス一家と一緒に来れて嬉しく思います。

▼ジャッキーへの質問:「カンフーはいかに戦わないか」というメッセージは最初から脚本にあったのか?
ジャッキー:
武術というのは、闘うだけでなく相手をリスペクトすることが大事なんです。そのテーマは最初から脚本にありました。「ジャケットを脱げ、ジャケットを着ろ」というシーンは僕が考え、「(顔を見て)集中しろ」というシーンはウィルが付け加えました。全員が力を合わせて特別なものに仕上がったと思います。

ウィル:
ジャッキーは本当にすばらしいアイデアの宝庫。すべてのシーンについてしっかりとしたコンセプトがある。スタントは極力ジェイデン自身がやるべきだという意見をくれた。ジャッキーがいたことによって作品がリアルなものに仕上がったと思う。

▼ウィル&ジェイダへの質問:今回の企画はどこから生まれたのか?
ジェイダ:
ジェイデンは3歳の頃から武術を勉強していたので、その磨いた技術を見せられる作品はないかとマネージャーと探していたんです。そんなときウィルが『ベスト・キッド』という題材をもちだして、それを現代版にリメイクしてやらないかという話になりました。

ウィル:
『ベスト・キッド』は自分が子供の頃大好きだった作品。そして映画をつくりたい、演じたいと強く思わせてくれた作品でもあります。真に素晴らしい物語というのは時代を超えて継がれるべきで、『ベスト・キッド』は今ぜひ伝えられるべきだと思う。ジェイデンの世代はオリジナルを知らないからこそ、この作品に込められたテーマをぜひ知ってほしかった。

▼ジャッキーへの質問:師匠役をオファーされたときの感想は?
ジャッキー:
最初ウィルから電話があったとき、自分としてはしっくりこない感じでした。でも脚本を読んだらとても良かったので、「誰が師匠役をやるの?」と聞いたら「君だよ」と言われて(笑)。僕も随分と歳をとったもんだなと。ジェイデンが何度もテイクを重ねている間、自分はそれをただ見ているだけで、師匠って楽だなと思いました。ジェイデンがジャケットを着たり脱いだりするのを見ていたら、すぐにランチ!ってね。ジェイデンの姿は、若い頃の自分を見ているようでした。だからきっとジェイデンもいずれは師匠になれるでしょう。今回は皆さんにいつもと違うジャッキーを見せられて本当に本当に嬉しいです。これまではアクションやコメディで"演技ができるファイター"だったけれど、この映画では違う。僕はずっと"闘える役者"になりたいと思っていました。演技者として嬉しい経験でした。

ジェイダ:
マスターであるジャッキーの仕事ぶりをこの目で見ることができたこと、さらにはそのジャッキーと息子が一緒に仕事をしているのを目の前で見れたことは、本当に光栄ですばらしい経験でした。

▼ジェイデンへの質問:ジャケットを脱いだり着たりする修行シーンは苦労したのでは?
ジェイデン:
確かに難しかったです。あのシーンはジャッキーと初めて一緒にやったシーンだったから。最初はもしかしたら厳しく痛めつけられるかも...とちょっと怖かったけど、今となっては一番好きなシーンのひとつです。

▼ジェイデンへの質問:ジャッキーを「中国のお父さん」と呼んでいるとのこと。ウィルとジャッキー、二人のお父さんの違いは?少し緊張してる?
ジェイデン:
ジャッキーは僕にカンフーを教えてくれた。僕の本当のお父さんは黒人で、ジャッキーは違う。それが一番の違いです(笑)。インタビューであまり緊張しません。日本に来れて嬉しいし、今は楽しんでます。

▼ウィルとジェイダへの質問:ジェイデンのキスシーンはどんな気持でみていた?
ウィル:
その日現場にいたのはジェイダだったから、責任をもって見届けるのは彼女の役目だったんだ。何かアドバイスをあげたんだっけ?

ジェイデン:
ひとつだけ、「口を開けるな」というアドバイスはあったよ。

ウィル:
ああ、そのアドバイスは『7つの贈り物』でも僕とロザリオ・ドーソンとのキスシーン前に、ジェイダから同じことを言われたよ。

ジェイデン:
お父さん本当に口をつぐんだ方がいいよ(笑)。

ウィル:
確かに口は閉じた方がいいね。なんでかって言うと、実際やってみるけど...(ジェイダにキスをせがむウィルに会場は爆笑)。

ジャッキー:
僕はその場にいたんだけど、とにかくそこでじっとしてろと伝えました。最後には「いいよ、僕がやってあげるよ」と言ったんですよ(笑)。

▼スミス家はかかあ天下?亭主関白?
ジャッキー:
僕は言えないよ(笑)。一見ウィルがリードしてるように見えるけど、実はジェイダが引っ張っているんだ。今回はとにかくスミス家と一緒に仕事ができて嬉しいです。たくさんのハリウッド作品に出演してきたけど、プロデューサーがこんなに現場に来てくれるのは初めての経験でした。他のプロデューサーもこんな感じだったらいいなと思います。この作品は世界中で大ヒットしています。それはジェイデンと僕ががんばったというのもあるけど、プロデューサーの力が大きいと思います。(ウィルに向かって)パート2もよろしく。

▼ジェイデンへの質問:プロデューサーとしての父親はどうだった?ウィルとジャッキー、どちらの方が一緒に演じやすい?

ジェイデン:
プロデューサーとして家族が現場にいるのはやっぱりクールだよね。でもときどき「宿題やった?」とか言われるのはイヤだったな。演技がしやすかったのは...ジャッキーはアクションをとてもハードに教えるし、お父さんはお父さんでたくさんのことをやれと言うし、両方とも演技しづらかったです(笑)。

ウィル:
今ご覧になっているみたいに、ジャッキーと僕との間でまさにサンドイッチ状態だったから、本人にはプレッシャーだったかな。ジェイデンはがんばり屋だし、ものすごいポテンシャルを秘めているんです。だから最高の彼を引き出したいとついつい僕ら3人で彼をがんばらせてしまったんだ。

ジェイダ:
私は外してよ(笑)。

ウィル:
実際にジャッキーと話していたんだけど、僕らはジェイデンのことを子供扱いしていない。小さな大人として扱っていたんです。彼は自分の人生に責任を持っているし、ゆくゆくは僕らの人生も支えなければならない。まるで狩りを教えているような感じだね。俳優であるということがどういうことかだけでなく、世界で価値ある存在にいかになるか、そのためには血と汗がにじむ努力をしなければならないってことを常に考えてもらいたいと思っています。

ジャッキー:
ジェイデンとは最初から最後まで1年間一緒にやりましたが、彼のような才能ある人に会ったことがないですね。撮影が終わってから彼に伝えたのは、ぜひトレーニングを続けてほしいということ。アメリカでもいいし、中国でもいい。もし中国で続けるなら僕が養子にするよと。もしくは僕がスミス家の養子になろうかって(笑)。この映画のプロモーションでヨーロッパも回ってきたけれど、もう僕はジャッキー・スミスです(笑)。

▼ジェイデンへの質問:小さい頃から空手を学んでいたとのこと。今回カンフーをやってみた感想は?
ジェイデン:
カンフーは僕が想像してたよりずっと難しかったです。空手を習ってきたけれど全く違う。最初は正直大変だったけれど、ジャッキーのスタントチームと楽しんでトレーニングできました。

ジェイダ:
ジャッキーのスタントチームのマスター・ウーさんが教えてくれました。短期間にも関わらず、5年分成長したんじゃないかと思うくらいの上達ぶりで。それはジャッキーと彼のチームがいかに優秀かということを証明しているんだと思います。

ウィル:
ハイキックのシーンをみたときに「この映画のイメージはこれだ!」と思いました。

ジェイデン:
ハイキックのために、最初は股割りから始めて、1か月でできるようになりました。そしてマスター・ウーの指導でハイキックもマスターしたんです。

ウィル:
自分の部屋で涙をぽろぽろと流しながら練習しているジェイデンを見ました。そのときの彼の「絶対にやりたいんだ!」という熱意に感動しました。

ジャキー:
自分が若い頃はトレーニングをしたくなくて、棒を持ったマスターに無理やりやらされてました。でもジェイデンにはやりたいという気持がある。
だからジェイデンはウィルとジャッキーを合わせたようなスターになると思う。

▼続編はありますか?あるとしたら舞台はどこに?

ウィル:
実際に続編の話はしています。ここまで成功していると、次はオリジナルとどう違うものをつくるかというのが難しいし、怖くもあります。でもオリジナルにリスペクトを払いつつ、新しいものをとりこんでアグレッシブにトライしたい。なので日本も含め世界のどこも舞台になる可能性はあると思います。アーティストとして子供に教えているのは、ただ映画をつくるのではなく、世界が少しでも良くなっていくものをつくるべきだということ。何かそういった価値のある宝物を早く見つけたいです。

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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
posted by mamia at 14:16| イベント
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