2010年04月19日
『君と歩こう』
アジア・フィルム・アワードで第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を獲得し、『川の底からこんにちは』で商業映画デビューを果たした石井裕也監督が、女教師と男子生徒というハチャメチャなコンビが織り成す破天荒な物語の中に、さりげなく人生のおかしさと哀しみを描いている。「やさしさ」という極めてシンプルだが、誰もが見失いがちなテーマを問う群像喜劇に仕上がった。 この映画は、『川の底からこんにちは』のプロジェクトと並行して制作された意欲作。「『川の底〜』とは全く違う、落語のような軽妙な作品を作りたい」と奮起して撮り上げた。ほぼ同時期に作られた毛色の違うこの二作品を見比べると、石井監督の作家性の幅を感じる仕上がりとなっている。
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ノリと勢いだけで駆け落ちした、片田舎の英語女教師の明美(目黒真希)と、冴えない男子高校生ノリオ(森岡龍)。全てを捨てて東京に出てきたが、二人の生活に光は見えない。
明美はエステ通い・ジム通いを装い、カラオケ店でアルバイト。明美から弁護士になるよう指示されたノリオは図書館通いで猛勉強を開始する。
犬の糞の世話をノリオに迫るお姉さん(勝俣幸子)、ノリオをプロ野球選手と信じて疑わない天涯孤独の少年(渡部駿太)、妊娠した駆け落ち志望の女子高校生(吉谷彩子)...心優しき孤独な人々との出逢いと、試行錯誤の同棲生活。
そんな中、明美の「嘘」がノリオに発覚。ノリオは明美の気持ちを理解しはじめ、二人の微妙で奇妙な関係に変化が生まれていく。
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ノリと勢いだけで駆け落ちした、片田舎の英語女教師の明美(目黒真希)と、冴えない男子高校生ノリオ(森岡龍)。全てを捨てて東京に出てきたが、二人の生活に光は見えない。
明美はエステ通い・ジム通いを装い、カラオケ店でアルバイト。明美から弁護士になるよう指示されたノリオは図書館通いで猛勉強を開始する。
犬の糞の世話をノリオに迫るお姉さん(勝俣幸子)、ノリオをプロ野球選手と信じて疑わない天涯孤独の少年(渡部駿太)、妊娠した駆け落ち志望の女子高校生(吉谷彩子)...心優しき孤独な人々との出逢いと、試行錯誤の同棲生活。
そんな中、明美の「嘘」がノリオに発覚。ノリオは明美の気持ちを理解しはじめ、二人の微妙で奇妙な関係に変化が生まれていく。
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