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2009年10月25日

「真幸くあらば」

第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門 正式出品作品
「真幸くあらば」

10月23日(金)舞台挨拶&江川達也スピンオフコミック発表会見

 10/23(金)、殺人を犯した死刑囚と、その被害者の婚約者だった女の「究極の純愛」を描いた映画『真幸くあらば』(2009/1/9公開)が、第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で上映され、尾野真千子、久保田将至、山中聡、ミッキー・カーチスら出演者と、御徒町凧監督、奥山和由プロデューサー、脚本の高山由紀子が舞台挨拶を行いました。また、スピンオフコミックを書き下ろした江川達也氏が会見を行ない、キャラクターデザインを初公開。

【舞台挨拶】 (於:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン5)
御徒町凧監督(オカチマチ・カイト/32歳)
初めて映画監督を体験しましたが、これは良い意味で変な映画です。映画のリアリティって何だろう、ということをずっと考えていました。自分の目で見ていいと思うことを信じて、モニターだけでなく、演技の空気を感じながら演出をしました。国際映画祭で世界中の人に見てもらえるチャンスをもらった幸せを感じています。
尾野真千子(オノ・マチコ/27歳/河原薫役)
この映画に携われて、とても幸せです。監督からは思ったことを素直に出していいと言われていました。
久保田くんとは指一本触れられない役だったので、撮影中もあまり触れ合ったりせず、役作りをしていました。
瞬間の気持ちを大事に撮影できたと思います。撮影終了後はその分、抱き合って喜びましたね(笑)
久保田将至(クボタ・マサシ/28歳/南木野淳役)
奥山プロデューサーからこの作品にかけてみろと言われました。この作品が認められなかったら俳優を引退する覚悟です。本当に全身全霊、無駄なことを考えずに体当たりでぶつかりました。監督にはセットの独房で生活しろと言われましたが、撮影時は冬で、さすがにできませんでしたが(笑)
山中聡(ヤマナカ・ソウ/37歳/川原真治役)
とても見ごたえのある映画。今日来たお客さんは大正解、拍手をしたいですね。
ミッキー・カーチス(71歳/「サンサツ」役)
歪んでいるよ、この映画は!ありそうでありえない。別次元の世界な感じで楽しんでほしいな。
高山由紀子(タカヤマ・ユキコ/脚本家)
紆余曲折してもうダメかと思いながら誕生した作品。長い間情熱を切らずに作り続けてくれた皆さんに感謝しています。
奥山和由プロデューサー(オクヤマ・カズヨシ/54歳)
一番良かったのは、尾野さんの演技のすごさを目の当たりにできたこと。久保田くんだけの撮影シーンでも尾野さんは朝から晩まで見ている。そして感情を高めていく。そんな役作りをする人は今どき珍しい。感情の高まりがゆえのマグマの噴出。女優魂を久しぶりに見ました。本当に生の感情を裸にできる素晴らしい女優だと思います。一方、久保田くんは演技をしない(笑)。
ナチュラルですごくいい。昔の高倉建さんを見ているよう。ただ、この作品が失敗したら引退ですから、何とも言えませんが(笑)
脳科学者の茂木健一郎さんがご覧いただいたときに、「脳内純愛」というお言葉をいただいた。皆さんも右脳を開放して理屈っぽいことは忘れてご覧ください。

【スピンオフコミック発表会見】 (於:六本木アカデミーヒルズ)
江川達也(エガワ・タツヤ/48歳)
12/1からiPhoneで配信する、映画のプロローグにあたる漫画「真幸くあらば:終わりと始まりの夏」を書かせていただきました。
映画の前に二人がどういう青春を送ったのか、というストーリー。原作と映画の中間くらい。軽い気持ちで引き受けたら、どんど
ん増えて100ページ近くになっちゃいました。映画のDVDを流しながら感情移入しながら書いています。
プロローグ部分だけなので、裸の絵は描いていません。そっちの方が得意なんだけどな(笑)

「あなたの脳内純愛が、ここから始まる。」――脳科学者 茂木健一郎
2010年1月9日(土)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショーPR






posted by mamia at 03:57| 新着情報
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