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2020年10月15日

脳のネットワークは、壊れた領域をカバーする

脳は奇跡とも思えることを起こすことがあります。
 病気や事故で脳にダメージを受け、何年もの長い期間反応のない患者さんに、積極的に話しかけたり手足を動かしたりと、献身的に刺激を与え続けていたら、少しずつ反応が出てきて回復したという素晴らしい事実もあります。刺激を与え続けることが脳にプラスに働いた、まさに「脳の可塑性」を表すものです。
 脳は一度損傷してしまった部分は、元に戻ることはありません。ではなぜ、失われてしまった機能を取り戻すことができたのか。
 それは、脳には、病気や事故などの障害、老化によって、脳の神経細胞と神経細胞のネットワークに損傷が起きた場合、新しいネットワークを再編成して、そのネットワークを活性化させる働きがあるのです。
 例えば脳梗塞などによって脳に損傷が起きた場合、壊れてしまった領域は再生しないのですが、周りの領域が壊れた部分の働きをカバーしたり、脳の右半球でできなくなったことを左半球で代替えしたりして、失った能力を新たに獲得することがわかっています。 子供に近ければ近いほど、その「可塑性」は高いといえますが高齢であっても脳に刺激を与え続けていると、それがプラスに働き効果をもたらす場合があります。

 プロ野球の名選手で読売巨人軍名誉監督の長嶋茂雄さんは、発作性心房細動に伴う脳梗塞で倒れました。医師には「寝たきりも覚悟しておいてください」と言われるほど重症でした。其れが皆さんもご存じのように、普通の人には耐えられないような厳しいリハビリテーションを重ね、見事に奇跡的な復活を遂げられたのです。 いま再び、あのダンディな立ち姿と力強い歩行、そして変わらぬ長嶋スマイルが私たちに感動を与えてくれています。
 すでに損傷して機能を失った脳ではなく、長嶋さんの超人的なリハビリが他の脳の領域を活性化し、「新たなネットワーク」を作り、見事に復活させたといえましょう。「本人があきらめないと、脳もあきらめない!!」−−−−−−長嶋さんは、わたしたちにたいせつなことを教えてくれています。<
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posted by hirochan at 20:28 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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