もちろん昔やっていた趣味やスポーツをももう一度始めるのも、脳には素晴らしいごちそうと言えるでしょう。これから新しい趣味を始めるのも、脳には刺激的なことと言えます。
読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、旅行、スポーツ、ギター、ダンス、手芸、絵画、料理、そば打ち、語学、登山、キャンプ、カメラ、鉄道、ガーデニング、囲碁、将棋、麻雀、カラオケ、フラワーアレンジメント、お茶、
オーデイオ、家電、パソコン・・・・趣味の範囲は限りがありません。
さて読者の方は、どのような趣味をお持ちですか。また、かつてどのような趣味をお持ちでしたか。これからは、どのような趣味に挑戦してみたいですか。
子供の頃、ピアノを習っていた方は、まだ少しずつ始めて見ると、子供の頃には味わえなかったやりがいや楽しさを感じるかもしれません。昔好きだった本を読み返したり、好きだった映画をDVDなどで見るのも、今までとはまた違った視点で、新しい感動に出会えるに違いありません。
園芸やガーデニングに興味があれば、庭先やベランダで育てやすいミニトマトやハーブなどの栽培型始めると実りの実感が楽しめることでしょう。 登山に興味があれば、軽いトレッキングなどから始めてみると、山歩きのコツがわかってきて体力にも自信がついてくるはずです。
どんなことでも気楽に一歩を踏み出すことが大切です。 お友達の趣味に「お試し体験」してみるのもいいのではないでしょうか。どのような趣味にも人をひきつける力があり、体験した人でなければ分からない魅力があるはずです。さあ、懐かしい思い出をよみがえらせ、「昔取った杵柄」でも、また小さな勇気を出して「まだ知らない世界」に踏み出すのも、そこにはきっと新たな喜びがあるでしょう。
趣味にとどまらず、脳はこれまでもやったことのないことをすると、様々な領域が活性化します。まだ使っていない脳の領域が刺激されると、脳細胞間のネットワークが育つからです。
高齢になると体力・気力の衰えから、いろいろなことが億劫になるという話は聞きます。しかし、「めんどくさい」「いまさら」「何もしたくない」と、毎日が単調な繰り返しになると、脳細胞のネットワークの働きはどんどん低下してしまいます。
テキサス州立のデニス・パーク教授は、「要塞を習ってキルトを作る」「iPadの使い方を覚える」などの新しい知識に取り組むグループと、「パズル」や「おしゃべり会」のような既存の能力だけで十分な活動を行うグループに分け、比較調査を行いました。その結果、新しい記憶を学んだグループは、「記憶力」や「処理速度」が以前よりもアップしたのです。この結果からも、「新しいことをする」ことでのうはかっせいかされることがわかります。
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