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2020年10月22日

見た目と脳は一致している

私は人に会うと長い間の研究のせいで、その方の脳が見えてしまいます。というのは、私の大切な仕事の一つに、被験者のMRI画像(Magnetic Resonance Imaging磁気共鳴画像)を摂ることがあります。 MRIとは人体の内部情報を、磁気を使って三次元で撮影できる近年開発された画期的な医療装置です。これによって、脳や身体の内部を隅々まで輪切りにした状態で見ることができます。
 たちえば70歳の男性が撮影のために、MRI室に入ってこられたとしましょう。身なりがきちんと整い、おしゃれのセンスもところどころに感じられます。機器まで案内した短い時間にも、その言葉遣いはとても丁寧で、しかも声が若々しい響きを持っています。
 実は、もうここまで、もうこの男性の頭の中には、この男性の脳の画像がはっきり映し出されています。もちろん、まだMRIの装置は働いていません。では、どのような画像が浮かんでいるかというと、脳の中枢である【前頭葉【前頭葉】」はじめ周囲にもほとんど萎縮がなく、しっかりした脳の画像です。

 私は、研究所ではMRIの画像データ解析という仕事を通じて、実に16万人の脳の画像を見て来ました。この15年間、日々当たり前に行ってきたごとですが、改めて振り返ってみると自分でもちょっと驚くような数に待っています。 これら経験を通じて私が気が付いたことがあります。其れは、「身なりと脳の画像は多く一致する」ということです。身なりがしっかりとされている方の脳は、実際には70歳の方でも、往々にして50歳から60歳くらいの方の脳に見えます。逆に同じ70歳でも、身なりがよれっとしている方の脳はかなり萎縮していることが多く見られます。身なりが老け込んでいる人は脳も老け込んでいるのです。

 おしゃれな方、言葉遣いがしっかりしている方、そしてコムニュケーションがしっかりとれる方たちの脳は若さが保たれていますが、何も噛まないような方は、脳の萎縮が進んでいることが多いのです。
 「名は体を表す」という言葉がありますが、まさに「体は脳を表す」という言葉がぴったりと当たります。脳がしっかりしているから、きちんとした服装をしていることも考えられます。
 また、身なりや言葉遣いに頭や心を働かせているから、脳が健全であるということも考えられます。これは表裏一体というか、鶏と卵の関係と同じであり、人間はいろいろなことが絡み合って、その状態を作っています。
 ですから、この若々しい70歳の方とは逆の老け込んだ方は脳の萎縮が進むことで認知力が落ち、、外見を整えることまで気が回らなくなったということもあるでしょう。どちらにしても「見た目の印象と脳の健康度は一致している」というのが、長い間、たくさんのデータを見てきた私の経験からわかってきたことです。
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posted by hirochan at 13:51 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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74歳の現役老人です。 マンション管理の清掃と一部管理業務を兼ねて 作業をしています。