2018年03月18日
子どもの日!ちまきや柏餅を食べる意味、分かりますか?
こどもの日の食べ物といえば、「ちまき」や「柏餅」を思い浮かべますよね。それぞれに由来があり、その背景に込められている願いを知ることで、こどもの日の行事を一層楽しむことができますよ。そこで、こどもの日の食べ物について、ちまきや柏餅を食べる由来や意味、他の地域で食べられているものをご紹介します。
こどもの日にちまきや柏餅を食べるのはなぜ?
「こどもの日」である5月5日は、男の子の成長を願う「端午の節句」でもあります。
こどもの日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として1948年に定められた国民の祝日です。一方、端午の節句は、古代中国の暦をもとに、江戸時代以降に男の子の成長を祝う日として広まりました。
そもそも、ちまきや柏餅は、端午の節句にちなんだ食べ物です。5月5日に食べるので、「こどもの日=ちまきや柏餅」というイメージが定着したようです。関西地方ではちまき、関東地方では柏餅が食べられます。
ちまきの由来は?
もともと端午の節句には、ちまきが食べられていました。奈良時代に、端午の節句が中国から伝わったときに、お供えものとしてちまきも一緒に伝えられたといわれています。
現代のちまきは笹にもち米を包んで蒸しますが、本来は茅(ちがや)の葉で巻いていたことから、「茅巻き(ちまき)」と呼ばれるようになったといわれています。中国の故事では、茅は繁殖力が強く神霊が宿り、邪気を払う植物とされていたため、災厄を払う食べ物として、端午の節句にちまきが食べられるようになりました。
その後、地方に広まっていくにしたがって、笹や真菰(まこも)などで巻かれるようになったそうです。
柏餅の由来は?
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代からだといわれています。これは、端午の節句が「男の子の健やかな成長を願う日」として一般的にお祝いされるようになったためです。柏の葉は、新芽が出るまで葉が落ちないという特徴から、「家系が途絶えない」という子孫繁栄の意味があり、昔から神事に用いられてきました。
柏餅を食べる風習は、関東地方を中心に定着していきました。一方、関西地方では柏が育ちにくかったこと、伝統を重んじる上方文化が栄えたという背景から、ちまきが食べ続けられたとされています。
こどもの日の食べ物は他にもあるの?
ちまきや柏餅の他にも、こどもの日の食べ物はいくつかあります。どれも、端午の節句にちなんだ食べ物です。地方によっても食べられているものが違うので、興味深いですね。
鰹やブリ
鰹やブリは5月頃に旬を迎えるため、端午の節句によく食べられてきました。鰹は「勝男(かつお)」にかけて、ブリは「出世魚」と呼ばれていることから、どちらも縁起のいい魚とされています。
べこ餅
べこ餅は、木の葉の形や俵型をした茶や白の単色もしくはマーブルカラーが特徴の和菓子で、北海道から東北地方で食べられています。
葉の形をしていることから、「ちまきや柏餅の代用品として食べられるようになった」とされる説がありますが、その他にも諸説あり、端午の節句との関連性は、はっきりとはわかっていません。
笹巻(ささまき)
山形県の庄内地方で食べられる笹巻は、白や飴色の餅です。飴色の餅は、餅を煮るときに灰汁(あく)を使うので色がつき、粘り気のある食感になります。
端午の節句の他にも、田植えを終えた時期に食べたり、嫁が里帰りをするときに持たせたりする風習があります。
島根県の笹巻
島根県の笹巻きは、笹の葉の太い芯に白い餅を巻き付け、笹の葉5枚で包んだボリューム感のあるものです。
旧暦の端午の節句(今の6月中旬頃)や、田植えが終わった時期に食べられます。地区や家によって笹の巻き方や形が違います。
朴葉巻(ほうばまき)
長野県から岐阜県の山間部あたりの木曽地域では、端午の節句を1ヶ月遅れでお祝いする風習があり、柏餅ではなく朴葉巻を食べます。
朴の葉は保存性が高いことから、古くから食べ物を包むときに用いられてきました。
あくまき
鹿児島県と宮崎県、熊本県南部で食べられているお餅で、灰汁(あく)で炊いたもち米を竹の皮で包み、灰汁水で数時間煮込んだものです。
殺菌効果のある灰汁を使って作ることから、日持ちがよく、戦国時代には兵糧としても重宝されていました。
こどもの日の食べ物の由来を知って楽しくお祝いしよう
こどもの日に食べる食べ物は、全て端午の節句のお祝いにまつわるものです。ママが食べ物の由来や意味を豆知識として知っておくと、「どうしてちまきや柏餅を食べるの?」と子供たちに聞かれたときに教えてあげることができ、会話も弾みますね。
こどもの日には、ちまきや柏餅を食べるだけでなく、菖蒲湯に入ったり、こいのぼりを飾ったりします。これも端午の節句にちなんだ習慣です。
季節感を感じるイベントを家族で楽しみながら、思い出に残るこどもの日を過ごせるといいですね。
干すよりキレイ☆お布団の花粉対策にはこちら!
こどもの日にちまきや柏餅を食べるのはなぜ?
「こどもの日」である5月5日は、男の子の成長を願う「端午の節句」でもあります。
こどもの日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことを趣旨として1948年に定められた国民の祝日です。一方、端午の節句は、古代中国の暦をもとに、江戸時代以降に男の子の成長を祝う日として広まりました。
そもそも、ちまきや柏餅は、端午の節句にちなんだ食べ物です。5月5日に食べるので、「こどもの日=ちまきや柏餅」というイメージが定着したようです。関西地方ではちまき、関東地方では柏餅が食べられます。
ちまきの由来は?
もともと端午の節句には、ちまきが食べられていました。奈良時代に、端午の節句が中国から伝わったときに、お供えものとしてちまきも一緒に伝えられたといわれています。
現代のちまきは笹にもち米を包んで蒸しますが、本来は茅(ちがや)の葉で巻いていたことから、「茅巻き(ちまき)」と呼ばれるようになったといわれています。中国の故事では、茅は繁殖力が強く神霊が宿り、邪気を払う植物とされていたため、災厄を払う食べ物として、端午の節句にちまきが食べられるようになりました。
その後、地方に広まっていくにしたがって、笹や真菰(まこも)などで巻かれるようになったそうです。
柏餅の由来は?
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代からだといわれています。これは、端午の節句が「男の子の健やかな成長を願う日」として一般的にお祝いされるようになったためです。柏の葉は、新芽が出るまで葉が落ちないという特徴から、「家系が途絶えない」という子孫繁栄の意味があり、昔から神事に用いられてきました。
柏餅を食べる風習は、関東地方を中心に定着していきました。一方、関西地方では柏が育ちにくかったこと、伝統を重んじる上方文化が栄えたという背景から、ちまきが食べ続けられたとされています。
こどもの日の食べ物は他にもあるの?
ちまきや柏餅の他にも、こどもの日の食べ物はいくつかあります。どれも、端午の節句にちなんだ食べ物です。地方によっても食べられているものが違うので、興味深いですね。
鰹やブリ
鰹やブリは5月頃に旬を迎えるため、端午の節句によく食べられてきました。鰹は「勝男(かつお)」にかけて、ブリは「出世魚」と呼ばれていることから、どちらも縁起のいい魚とされています。
べこ餅
価格:1,296円 |
べこ餅は、木の葉の形や俵型をした茶や白の単色もしくはマーブルカラーが特徴の和菓子で、北海道から東北地方で食べられています。
葉の形をしていることから、「ちまきや柏餅の代用品として食べられるようになった」とされる説がありますが、その他にも諸説あり、端午の節句との関連性は、はっきりとはわかっていません。
笹巻(ささまき)
手づくり 笹巻 10個入 【山形の春限定ちまき 和スイーツ 和菓子 ささまき】 価格:1,850円 |
山形県の庄内地方で食べられる笹巻は、白や飴色の餅です。飴色の餅は、餅を煮るときに灰汁(あく)を使うので色がつき、粘り気のある食感になります。
端午の節句の他にも、田植えを終えた時期に食べたり、嫁が里帰りをするときに持たせたりする風習があります。
島根県の笹巻
島根県の笹巻きは、笹の葉の太い芯に白い餅を巻き付け、笹の葉5枚で包んだボリューム感のあるものです。
旧暦の端午の節句(今の6月中旬頃)や、田植えが終わった時期に食べられます。地区や家によって笹の巻き方や形が違います。
朴葉巻(ほうばまき)
長野県から岐阜県の山間部あたりの木曽地域では、端午の節句を1ヶ月遅れでお祝いする風習があり、柏餅ではなく朴葉巻を食べます。
朴の葉は保存性が高いことから、古くから食べ物を包むときに用いられてきました。
あくまき
あくまき(灰汁巻き)鹿児島産1本 約300g薩摩伝統の端午の節句菓子 価格:500円 |
鹿児島県と宮崎県、熊本県南部で食べられているお餅で、灰汁(あく)で炊いたもち米を竹の皮で包み、灰汁水で数時間煮込んだものです。
殺菌効果のある灰汁を使って作ることから、日持ちがよく、戦国時代には兵糧としても重宝されていました。
こどもの日の食べ物の由来を知って楽しくお祝いしよう
こどもの日に食べる食べ物は、全て端午の節句のお祝いにまつわるものです。ママが食べ物の由来や意味を豆知識として知っておくと、「どうしてちまきや柏餅を食べるの?」と子供たちに聞かれたときに教えてあげることができ、会話も弾みますね。
こどもの日には、ちまきや柏餅を食べるだけでなく、菖蒲湯に入ったり、こいのぼりを飾ったりします。これも端午の節句にちなんだ習慣です。
季節感を感じるイベントを家族で楽しみながら、思い出に残るこどもの日を過ごせるといいですね。
干すよりキレイ☆お布団の花粉対策にはこちら!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7448276
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック