2018年03月15日
こいのぼりを飾る時期はいつから?時期・意味・由来をご紹介☆
毎年4〜5月にかけて、男の子がいる家庭ではこいのぼりを飾りますよね。見慣れたこいのぼりですが、なぜ飾るのか、いつからいつまで飾ればいいのか、疑問に感じているママも多いのではないでしょうか。こいのぼりは、男の子の健やかな成長をお祝いする端午の節句にちなんだ飾りなので、意味や由来をしっかり理解して、子供にも伝えてあげましょう。こいのぼりの飾る時期や意味、由来をご紹介します。
そもそも、こいのぼりとは?どんな意味があるの?
「屋根より高いこいのぼり〜」の歌でおなじみのこいのぼり。男の子の健やかな成長を祝う端午の節句には欠かせない飾りです。
もともと、こいのぼりは、武家社会の風習を起源とします。室町時代から、武家社会では男児の出生を祝って端午の節句に家紋を入れた旗や幟(のぼり)を飾る習慣がありました。
江戸時代になると、この風習が庶民の間にも広がりました。当時、大きな経済力をもちながらも社会的な身分が低かった商人が武士に対抗し、「鯉が滝を登って竜になる」という立身出世を意味する中国の故事にあやかって、幟に鯉を描いたのです。これが、こいのぼりの由来だといわれています。
現在でも、端午の節句にこいのぼりを飾るのには、「生まれた男の子が立派に成長してくれるように」という意味があります。
こいのぼりの色や順番に意味はあるの?
こいのぼりは、もともと黒い鯉だけが飾られていて、子供の立身出世を願うものでした。その後、縁起が良い「3」の数字にちなんで、黒、赤、青の順番で3匹の鯉が飾られるようになりました。
現在では、鯉の数が増えて、黒鯉(=父親)、赤鯉(=母親)、青鯉・緑鯉(=子供)というように家族全員を表してます。
吹き流しの意味とは?
こいのぼりには、鯉だけだけでなく、一番上にカラフルでヒラヒラした装飾がありますよね。これは「吹き流し」と呼ばれ、魔除けを意味しています。
吹き流しは、もともと戦国時代に戦場で魔除けとして幟につけられていたものでした。それが、誕生した子供を災厄から守る意味を込めてこいのぼりと一緒に飾られるようになったのです。現在では、鯉の数が増えたことで、家族全員の魔除けを意味するようになりました。
吹き流しの5色は、中国の五行説で5つの色を揃えると魔除けの効力を発揮すると考えられており、日本でも一般化したようです。
こいのぼりを飾る時期はいつからいつまで?
こいのぼりは、春のお彼岸が過ぎれば飾ってもいいといわれていますが、4月上旬頃に飾りつけるのが一般的です。大安の日に飾ると縁起が良いという説もありますが、こだわりすぎる必要はないので、天気やスケジュールをみながら決めましょう。
片付ける時期は、端午の節句が終わり、5月の中旬頃までが目安。旧暦で考えると端午の節句は約1ヶ月遅れになるため、5月の間ずっとこいのぼりを飾っている家庭もあります。
天気が良く、乾燥した日に汚れを落とし、十分に乾かしてから片付けてくださいね。
次男や三男のこいのぼりはどうしたらいいの?
こいのぼりは、子供ひとりひとりの身を守るものなので、兄弟がいる場合は、それぞれに飾りを用意するものとされています。鎧兜や武者人形についても同じです。
しかし、兄弟それぞれに全ての飾りを用意するのは大変なので、例えば、長男は鎧の飾り、次男はこいのぼりといったように、それぞれの子供に違った飾りを用意してあげるのもいいでしょう。
こいのぼりを飾って子供の成長をお祝いしよう
5月の青空にのびのびと泳ぐこいのぼりの姿を見ると、季節を感じるものですよね。男の子にとっては、こいのぼりを飾ることは一大イベントなので、家族みんなで端午の節句の準備やお祝いをすると、楽しい思い出になりますよ。
5月5日には、菖蒲湯に入ったり、柏餅やちまきを食べたりして、子供の健やかな成長をお祝いしましょう。
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