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phoenix
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2010年08月31日
へうげもの1
第1巻 山田芳裕

手塚治虫文化賞、マンガ大賞、を受賞って書いてありますね。

実際のところ、なかなか面白いです。
着眼点がいいですね。

戦国時代にあって、数寄者として生きる、というか
生まれながらの数寄者なのに、武将になっている
というべきか、そういう人物を描いております。

第1巻は織田信長が全国を統一しようかという、
そういう舞台です。信長自身もかなり数寄者で
あったと思われますが、それに溺れることはなく、
例えば、武勲のあったものに国を与える代わりに
茶碗1つを与える、なんてことがあったとか。

茶道具の価値をそういうところに見出して、うまく
利用していたともいえます。

それに反して、このコミックの主人公、古田左介
は根っからの数寄ものなんでしょう。

今なら、目利きとして活躍できるかもしれません。

いずれにせよ、戦国時代という荒くれた武士の
時代に、数寄者を配置するのが面白いですね。




Posted by phoenix at 20:35 | コミック | この記事のURL
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