2010年08月21日
In the Country of the Blind
In the Country of the Blind by Michael Flynn
SFとしては古典といえるFoundationで、未来を科学的に
予言する話が出てきますが、これもその1つ。
ただ、Foundationは銀河帝国の興亡を予言し、期間も
はるかに長いものでしたが、こちらは極めて身近。
何しろ予言する機械が出来たのが100年余り前のこと
です。
そういう機械ができたら、あるいは理論ができたら、
人はどうするか?
まず、歴史を正しい方向に導こうとするかもしれません。
また、自分に都合の良いように改ざんしようとするかも
しれません。
さらには、未来を知ることから利益を得ようともするで
しょう。
結果として、その理論を自分たちのものだけにしたい、
と考えるのも自然です。
この小説は、こうした自然な流れを描きつつ、そこに
不本意に関わってしまった人たちが、運命に翻弄さ
れる有様を描いています。
しかし、同時に、そうした自然な流れが実は、自分
本位の考えに過ぎなかったことが明らかになって
いく、というストーリーにもなっています。
非常に面白いSFでした。絶版になっているようです
が、中古本はまだ入手可能のようです。
In the Country of the Blind by Michael Flynn
SFとしては古典といえるFoundationで、未来を科学的に
予言する話が出てきますが、これもその1つ。
ただ、Foundationは銀河帝国の興亡を予言し、期間も
はるかに長いものでしたが、こちらは極めて身近。
何しろ予言する機械が出来たのが100年余り前のこと
です。
そういう機械ができたら、あるいは理論ができたら、
人はどうするか?
まず、歴史を正しい方向に導こうとするかもしれません。
また、自分に都合の良いように改ざんしようとするかも
しれません。
さらには、未来を知ることから利益を得ようともするで
しょう。
結果として、その理論を自分たちのものだけにしたい、
と考えるのも自然です。
この小説は、こうした自然な流れを描きつつ、そこに
不本意に関わってしまった人たちが、運命に翻弄さ
れる有様を描いています。
しかし、同時に、そうした自然な流れが実は、自分
本位の考えに過ぎなかったことが明らかになって
いく、というストーリーにもなっています。
非常に面白いSFでした。絶版になっているようです
が、中古本はまだ入手可能のようです。
In the Country of the Blind by Michael Flynn
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