2014年08月18日
STAP細胞 小保方さんが今すべきことは、なによりも「論文の撤回」である
おはようございます。
ecarです。
今日は
【】
をお届けします。
一つ書き忘れたことがある。
第二の解決法として、
「すべてを調べる」
と述べたが、
「理研に保存されているサンプルの分析」
は極めて重要であるので付け加えておく。
Rikeiさんから、
「ホテル資金源をあばいちゃうとかは、
本筋とは無関係の個人攻撃」
というご意見をいただいたが、
私の意図は個人攻撃ではない。
ノバルティスのディオパン(バルサルタン)事件を思い出して欲しい。
これは、
ノバルティス社の社員が
「大阪市立大学非常勤講師」
の肩書きでディオパンに関する臨床研究に関わっており、
データの操作と利益相反行為があったとされる事件である。
もし小保方さんの資金源が企業であり、
その論文によって企業が利益を得る可能性があるならば、
利益相反に関して申告が必要となるのではないだろうか。
勿論、
ノバルティスの例と小保方さんの例は大きく異なるが、
今、
科学研究には
「透明性」
が求められていることを忘れてはならない。
また、
企業ではなく、
米国の研究費から出ていた場合でも問題となる可能性はある。
米国の研究費を利用して長期に渡って日本で研究をすることは不可能ではないのかもしれないが、
かなり面倒な手続きが必要であろう。
理研には
「客員主管研究員」
なる制度があり、
これは
「研究所の依頼に基づき、
研究所の研究課題等の一部を分担し、
当該研究課題等を主導的に遂行する」
というポジションである。
「給与」
ではないが
「謝金」
として報酬を受け取ることができる。
もし小保方さんがこの制度で謝金をもらっていたならば、
他からの収入源を把握することは、
「利益相反」
の観点から理研として求められることであろう。
小保方さんが今すべきことは、なによりも「論文の撤回」である。
理研CDBの竹市センター長も指摘されていたように、
STAP論文は
「論文の体をなしていない」。
その理由は
「信頼性」
を失っているからだ。
これは多くの人が思っていると思うし、
ネット上でも書かれていたが、
最も大切なテラトーマの図を間違えているということは、
他の図はもちろん、
訂正図ですら間違っていないという保証がないのである。
他のグループの追試が開始されていない段階や、
他のグループによって研究結果の再現性が得られているならば、
「訂正」で済ますことは可能かもしれないが、
「世界中で誰も再現できない」
という現状では
「訂正」
は無理である。
撤回すべきもう一つの理由は、
「STAP細胞作製のコツやレシピは新たな研究論文として発表したい」
という記者会見での発言である。
小保方さんのSTAP論文のエッセンスは
「核移植や遺伝子導入ではなく、
酸処理という極めて簡単な方法で、
体細胞を多能性細胞に効率よく変化させることができる」
ということである。
それゆえ、
「酸処理」
はこの論文で最も大切な実験法の記述部分である。
これについて、
記者会見で
「メカニズムの解明とともに新たな論文で記載したい」
と公言した。
これは、
小保方さんが
「意図的」
に再現できないように
(あるいは再現できなくてもかまわないように)
実験法を記載したということを告白したのと同義である。
これは科学論文に対する冒涜行為だと私は思う。
もし
「意図的」
でないとしたら、
コメントは
「記載したおとりに私が行えばできるのですが、
なぜ他の方が再現できないのかは不思議です」、
「私の文章力が足りないので、
再現できるように十分記載されていない点はお詫びしたい」
となるはずだ。
栗きんとん・栗柿敬老の日セット
創業百余年の老舗が作る完全手作りの栗きんとんです♪
私は、
記者から
「STAP細胞作製のコツ」
を聞かれた時の、
小保方さんの表情は今でも記憶に焼き付いている。
記者会見中、
ずっと悲しそうな表情の彼女が、
この時は喜々としていた。
私の目からは、
「これは私だけがもっている秘密の物」
と、
まるで子供が自分だけの特別のおもちゃがあることを見せびらかしているかのように感じた。
小保方擁護派と批判派は、
この表情を見落とす人か、
見落とさない人かでだいたい決まるかもしれない。
勿論、
批判派は見落とさない。
小保方さんの発言については
「特許のため」などという擁護論もあるが、
国際特許は既に申請済みとのことであるし、
何よりも「特許」
を優先するならば論文を発表すべきでない。
「再現できるように実験法を記載する」
というのはすべての論文の執筆要項に記載されており、
それに違反している。
Nature誌が5月1日付けの論説で「日本には、
同僚に疑惑の目を向けることを嫌がる文化がある上、
研究不正を監視する体制がない」と論評したらしいが、
「再現できるように実験法を記載する」
という論文記載のルールを守っていないことを
「公言」
する論文著者に対してNature誌はどのように考えるのだろうか?
ぜひその見解を聞いてみたいものである。
論文の撤回については、
STAP現象を信じている
(正確に言うと、
「STAP現象がないと説明できないことがあるので信じている」)
笹井教授も論文を撤回すべきであるという意見である。
しかしながら、
小保方氏に撤回の意思はない。
小保方氏が尊敬し、
「記者会見で厳しい質問を受ける立場となって申しわけなくて、
言葉にもならない」
とまで発言している笹井教授が言っても言う事をきかないわけである。
小保方擁護派の人には、
この点もよく見ていただきたい。
つまり小保方さんは
「誰が何を言っても、自分の考えを優先させる」
ということだ。
「SATP論文の件について、年長の研究者がもっとアドバイスをすべきだった」
という意見を述べる人もいるが、
もし彼女に厳しい意見を述べたら、
彼女は離れていくだろう。
自分の主張を認めてくれる人を求めて。
事実、論文撤回や疑問を投げかける若山教授に対しては、
彼女は若山教授側に問題と責任があるかのような発言をしている。
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小保方さんが公開実験ができないならば
(私の真の主張は、「公開実験をするにしても」であるが)、
まず論文を撤回し、
そして処分を甘んじて受けるべきだ。
そして降格しても理研に留まれるのならば、
そこで再実験を行い、
公開実験を経て、
誰でもが再現できるような実験法を記載した論文を再度投稿すべきだ。
もし理研に残れないとしても、
バカンティ教授は戻ってくるように言っているわけであるから、
バカンティ教授の下で研究は続けられる。
そこで自分の正しさを証明すればよいのだ。
再投稿の論文はNatureには受理されないかもしれないが、
「STAP細胞を世界の人のために役立てたい」
という気持ちが本当ならば、
小保方さんにとって大きな問題ではないだろう。
もう一つ付け加えるならば、
ノーベル賞はNature、
Cell、
Scienceに論文を発表することとは何の関係もない。
むしろ最初の画期的発見は誰にも理解されないので、
インパクトファクターの超トップではない雑誌に発表されることが多々あるのだ。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
ecar
ecarです。
今日は
【】
をお届けします。
一つ書き忘れたことがある。
第二の解決法として、
「すべてを調べる」
と述べたが、
「理研に保存されているサンプルの分析」
は極めて重要であるので付け加えておく。
Rikeiさんから、
「ホテル資金源をあばいちゃうとかは、
本筋とは無関係の個人攻撃」
というご意見をいただいたが、
私の意図は個人攻撃ではない。
ノバルティスのディオパン(バルサルタン)事件を思い出して欲しい。
これは、
ノバルティス社の社員が
「大阪市立大学非常勤講師」
の肩書きでディオパンに関する臨床研究に関わっており、
データの操作と利益相反行為があったとされる事件である。
もし小保方さんの資金源が企業であり、
その論文によって企業が利益を得る可能性があるならば、
利益相反に関して申告が必要となるのではないだろうか。
勿論、
ノバルティスの例と小保方さんの例は大きく異なるが、
今、
科学研究には
「透明性」
が求められていることを忘れてはならない。
また、
企業ではなく、
米国の研究費から出ていた場合でも問題となる可能性はある。
米国の研究費を利用して長期に渡って日本で研究をすることは不可能ではないのかもしれないが、
かなり面倒な手続きが必要であろう。
理研には
「客員主管研究員」
なる制度があり、
これは
「研究所の依頼に基づき、
研究所の研究課題等の一部を分担し、
当該研究課題等を主導的に遂行する」
というポジションである。
「給与」
ではないが
「謝金」
として報酬を受け取ることができる。
もし小保方さんがこの制度で謝金をもらっていたならば、
他からの収入源を把握することは、
「利益相反」
の観点から理研として求められることであろう。
小保方さんが今すべきことは、なによりも「論文の撤回」である。
理研CDBの竹市センター長も指摘されていたように、
STAP論文は
「論文の体をなしていない」。
その理由は
「信頼性」
を失っているからだ。
これは多くの人が思っていると思うし、
ネット上でも書かれていたが、
最も大切なテラトーマの図を間違えているということは、
他の図はもちろん、
訂正図ですら間違っていないという保証がないのである。
他のグループの追試が開始されていない段階や、
他のグループによって研究結果の再現性が得られているならば、
「訂正」で済ますことは可能かもしれないが、
「世界中で誰も再現できない」
という現状では
「訂正」
は無理である。
撤回すべきもう一つの理由は、
「STAP細胞作製のコツやレシピは新たな研究論文として発表したい」
という記者会見での発言である。
小保方さんのSTAP論文のエッセンスは
「核移植や遺伝子導入ではなく、
酸処理という極めて簡単な方法で、
体細胞を多能性細胞に効率よく変化させることができる」
ということである。
それゆえ、
「酸処理」
はこの論文で最も大切な実験法の記述部分である。
これについて、
記者会見で
「メカニズムの解明とともに新たな論文で記載したい」
と公言した。
これは、
小保方さんが
「意図的」
に再現できないように
(あるいは再現できなくてもかまわないように)
実験法を記載したということを告白したのと同義である。
これは科学論文に対する冒涜行為だと私は思う。
もし
「意図的」
でないとしたら、
コメントは
「記載したおとりに私が行えばできるのですが、
なぜ他の方が再現できないのかは不思議です」、
「私の文章力が足りないので、
再現できるように十分記載されていない点はお詫びしたい」
となるはずだ。
栗きんとん・栗柿敬老の日セット
創業百余年の老舗が作る完全手作りの栗きんとんです♪
私は、
記者から
「STAP細胞作製のコツ」
を聞かれた時の、
小保方さんの表情は今でも記憶に焼き付いている。
記者会見中、
ずっと悲しそうな表情の彼女が、
この時は喜々としていた。
私の目からは、
「これは私だけがもっている秘密の物」
と、
まるで子供が自分だけの特別のおもちゃがあることを見せびらかしているかのように感じた。
小保方擁護派と批判派は、
この表情を見落とす人か、
見落とさない人かでだいたい決まるかもしれない。
勿論、
批判派は見落とさない。
小保方さんの発言については
「特許のため」などという擁護論もあるが、
国際特許は既に申請済みとのことであるし、
何よりも「特許」
を優先するならば論文を発表すべきでない。
「再現できるように実験法を記載する」
というのはすべての論文の執筆要項に記載されており、
それに違反している。
Nature誌が5月1日付けの論説で「日本には、
同僚に疑惑の目を向けることを嫌がる文化がある上、
研究不正を監視する体制がない」と論評したらしいが、
「再現できるように実験法を記載する」
という論文記載のルールを守っていないことを
「公言」
する論文著者に対してNature誌はどのように考えるのだろうか?
ぜひその見解を聞いてみたいものである。
論文の撤回については、
STAP現象を信じている
(正確に言うと、
「STAP現象がないと説明できないことがあるので信じている」)
笹井教授も論文を撤回すべきであるという意見である。
しかしながら、
小保方氏に撤回の意思はない。
小保方氏が尊敬し、
「記者会見で厳しい質問を受ける立場となって申しわけなくて、
言葉にもならない」
とまで発言している笹井教授が言っても言う事をきかないわけである。
小保方擁護派の人には、
この点もよく見ていただきたい。
つまり小保方さんは
「誰が何を言っても、自分の考えを優先させる」
ということだ。
「SATP論文の件について、年長の研究者がもっとアドバイスをすべきだった」
という意見を述べる人もいるが、
もし彼女に厳しい意見を述べたら、
彼女は離れていくだろう。
自分の主張を認めてくれる人を求めて。
事実、論文撤回や疑問を投げかける若山教授に対しては、
彼女は若山教授側に問題と責任があるかのような発言をしている。
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小保方さんが公開実験ができないならば
(私の真の主張は、「公開実験をするにしても」であるが)、
まず論文を撤回し、
そして処分を甘んじて受けるべきだ。
そして降格しても理研に留まれるのならば、
そこで再実験を行い、
公開実験を経て、
誰でもが再現できるような実験法を記載した論文を再度投稿すべきだ。
もし理研に残れないとしても、
バカンティ教授は戻ってくるように言っているわけであるから、
バカンティ教授の下で研究は続けられる。
そこで自分の正しさを証明すればよいのだ。
再投稿の論文はNatureには受理されないかもしれないが、
「STAP細胞を世界の人のために役立てたい」
という気持ちが本当ならば、
小保方さんにとって大きな問題ではないだろう。
もう一つ付け加えるならば、
ノーベル賞はNature、
Cell、
Scienceに論文を発表することとは何の関係もない。
むしろ最初の画期的発見は誰にも理解されないので、
インパクトファクターの超トップではない雑誌に発表されることが多々あるのだ。
本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
ecar
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