2014年08月08日
iPS細胞を使ってブタの膝関節を再生
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってブタの膝関節を再生する実験に
東京大医学部付属病院の研究チームが世界で初めて成功したことが15日、
分かった。
膝関節の軟骨がすり減る「変形性膝関節症」の治療への応用が期待される。
京都大iPS細胞研究所と連携し、
15年後の実用化を目指す。
実験に成功したのは東大病院の
星和人特任准教授(軟骨再生医療)と
高戸毅教授(外科学)らのチーム。
実験では、
生後約6カ月のブタ数匹の右後ろ足の膝関節を約4分の1切除。
ブタやヒトの皮膚などから作製したiPS細胞に、
細胞の修復機能を早める働きがある特殊なコラーゲンや、実際の骨の成分と類似した
「ベータ型リン酸三カルシウム」
などを混ぜて切除部分に移植すると、
1〜2カ月後に膝関節を構成する軟骨と骨が再生した。
腫瘍などの副作用はなく安全性も確認された。
ブタはマウスに比べ、
膝関節の構造や形状がヒトに近く、
人体への早期実用化が期待される。
変形性膝関節症は高齢化に伴って膝関節の軟骨がすり減ることで発症し、
骨同士がじかに当たって痛みを起こす。
国内患者は800万人以上と推計される。
治療法としては、
痛みを和らげるためのヒアルロン酸の投与や、
合金などで作製した人工膝関節の移植がある。
だが、
ヒアルロン酸の効果は一時的で、
人工膝関節も体内で同化しないので移植後、
年月がたてば再び歩行に障害が生じることもあるという。
人工膝関節の代わりに、
ヒトの細胞から作製したiPS細胞を使えば、
拒否反応がなく長期間にわたって機能すると期待される。
星特任准教授は
「今後は膝関節だけでなく、
股関節や耳鼻の軟骨再生への応用も視野に入れる」
としている。
研究の成果は見えてきていますね。
益々進化し、
実用化できる日を待っています。
ecar
東京大医学部付属病院の研究チームが世界で初めて成功したことが15日、
分かった。
膝関節の軟骨がすり減る「変形性膝関節症」の治療への応用が期待される。
京都大iPS細胞研究所と連携し、
15年後の実用化を目指す。
実験に成功したのは東大病院の
星和人特任准教授(軟骨再生医療)と
高戸毅教授(外科学)らのチーム。
実験では、
生後約6カ月のブタ数匹の右後ろ足の膝関節を約4分の1切除。
ブタやヒトの皮膚などから作製したiPS細胞に、
細胞の修復機能を早める働きがある特殊なコラーゲンや、実際の骨の成分と類似した
「ベータ型リン酸三カルシウム」
などを混ぜて切除部分に移植すると、
1〜2カ月後に膝関節を構成する軟骨と骨が再生した。
腫瘍などの副作用はなく安全性も確認された。
ブタはマウスに比べ、
膝関節の構造や形状がヒトに近く、
人体への早期実用化が期待される。
変形性膝関節症は高齢化に伴って膝関節の軟骨がすり減ることで発症し、
骨同士がじかに当たって痛みを起こす。
国内患者は800万人以上と推計される。
治療法としては、
痛みを和らげるためのヒアルロン酸の投与や、
合金などで作製した人工膝関節の移植がある。
だが、
ヒアルロン酸の効果は一時的で、
人工膝関節も体内で同化しないので移植後、
年月がたてば再び歩行に障害が生じることもあるという。
人工膝関節の代わりに、
ヒトの細胞から作製したiPS細胞を使えば、
拒否反応がなく長期間にわたって機能すると期待される。
星特任准教授は
「今後は膝関節だけでなく、
股関節や耳鼻の軟骨再生への応用も視野に入れる」
としている。
研究の成果は見えてきていますね。
益々進化し、
実用化できる日を待っています。
ecar
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