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線維芽細胞は、真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンを製造する細胞です。

線維芽細胞に作用する美容成分でお手入れすることにより、真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンがめざせます。

つまり、線維芽細胞に作用する美容成分でお手入れすることにより、肌のハリ・弾力がアップして、しわ、たるみを改善させます。

線維芽細胞について

肌は、上部から、表皮、真皮、皮下組織からなります。

肌のハリ・弾力をつくっているのは、表皮の弾力線維、真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンになります。

表皮の弾力線維は皮丘を支えて、肌をふっくらさせることで、皮溝を深くして、肌のキメを整えています。

皮溝を深いと、光を乱反射させる効果があり、フェイスパウダーと同じ効果があります。

真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンは、肌のハリ・弾力をつくる最も重要な役割をしています。

真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンをつくっている細胞が「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」になります。

線維芽細胞が、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンをつくります。

線維芽細胞は、加齢とともに、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンの生産能力が低下します。

よって、30歳までは、肌のハリ・弾力がありますが、それ以降は肌のハリ・弾力が低下して、しわ・たるみをつくります。

顔の骨格も関係しますが、早い人ですと、20代後半から、肌のハリ・弾力が低下して、しわ・たるみをつくります。

線維芽細胞の生産能力を高めるには

線維芽細胞の生産能力を高めるには、

・真皮層まで到達し、線維芽細胞に作用する美容成分でお手入れすること。

・真皮内の水分量を増やすこと。

になります。

真皮層まで到達し、線維芽細胞に作用する美容成分でお手入れ

表皮上部の角層には、バリアー機能が働いています。

水溶性の成分の場合、角層の2〜3層までしか浸透しません。

さらに、真皮層の手前には、基底細胞があります。

基底細胞を越えて真皮層に浸透させることも難しくなります。

線維芽細胞に作用する成分には、トレチノイン、カイネチン、レチノール、レチノイン酸トコフェリル、新型ビタミンＣ(アプレシエ　ＡＰＰＳ)、油溶性ビタミンＣ、グラブリジン(油溶性甘草エキス)などがあります。

美容皮膚科では、しわ・たるみの治療法としてトレチノイン療法があります。

0.025％トレチノインと油溶性ビタミンＣ原液でしわ・たるみの改善をめざします。

トレチノインと油溶性ビタミンＣは、線維芽細胞に作用して、効果的にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、弾力線維を増加させます。

コスメで改善をめざすのであれば、カイネチン、純粋レチノール、レチノイン酸トコフェリル、新型ビタミンＣ(アプレシエ　ＡＰＰＳ)、油溶性ビタミンＣ、グラブリジン(油溶性甘草エキス)になります。

真皮内の水分量を増やす

保湿をしっかり行なうことで、表皮・真皮の水分量が増加します。

表皮・真皮の水分量が増加させることで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが増加することがわかってきました。

肌を保湿することは大切になります。

保湿というと、オイルを連想される人が多いのですが、オイルの保湿力は弱くなります。

セラミド、擬似セラミド、アミノ酸、酵母エキスなどが配合されたコスメで保湿することが大切になります。


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ｂｙ　Ｎａｎａ