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レチノール シワを改善する美容成分

年齢に関係なくシワができます。ただし、若い方は、シワの戻りが早く気になりません。年齢とともに、シワの戻りが遅くなり、深くシワが刻まれることがあります。米国のシワ治療では、0.025〜0.1%トレチノイン、1〜5%レチノールが利用されています。

レチノールは、シワを改善する美容成分です。

純粋レチノールは、安定配合することが難しく、その技術は、フランンスのRoc、米国のグライメッドプラス、日本では資生堂が安定配合に成功しています。

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他社製品で、レチノール配合とされた製品もありますが、パルミチン酸レチノールとしての配合です。

「Roc ロック」のレチノール配合の化粧品は、全世界的に知れ渡り、フランスだけでなく、米国、日本でもブレイクしました。

レチノールによって、効果的に「シワ・たるみ」を改善することができるからです。

なお、「Roc ロック」ブランドとして、純粋レチノール配合のリンクルケアブランドの「Roc レチノックス」が用意されています。

米国のグライメッドプラス、日本の資生堂も、純粋レチノール配合の製品があります。

顔のシワ・たるみについて

年齢とともに、顔のシワ・たるみが出てきます。

顔のたるみによって、ほうれい線、ゴルゴ線、マリオネットラインといった「シワ」が目立つようになります。

さらに、顔のたるみで顔が大きく見えます。

40代〜60代の女性タレントを見ると、顔にたるみがありません。

美容外科的なリフトアップ術を受けているものと思います。

職業上、必要に応じてリフトアップ術を受けることには理解できますが、一般人にとってメスを入れることには抵抗感を感じます。

美容機器であれば、ウルセラシステム、サーマクールという方法があり、効果的にリフトアップすることができます。

ただし、両方法とも、持続期間は6ヶ月になります。

長い期間で考えると、リフトアップ手術よりも高額な治療になります。

コスメによる方法

顔面の皮膚を支える真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増加させるお手入れを行います。

真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、線維芽細胞によってつくられています。

線維芽細胞に作用する美容成分を利用します。

−線維芽細胞に作用する美容成分−

・トレチノイン

・純粋レチノール

・レチノイン酸トコフェリル

・トコレチノエート10

・ビタミンC誘導体

・カイネチン

・ナイアシン

など

なお、レチノイン酸トコフェリルトコレチノエート10の皮膚刺激はほとんどありませんが、抗シワ効果については、トレチノインに比べるとマイルドな作用です。

レチノイン酸トコフェリル・トコレチノエート10の作用

1.肌のターンオーバーを促進する作用

・角質細胞をはがす作用があります。角質細胞をはがすことで、メラニンを排出させます。また、角質細胞をはがすことで、肌のターンオーバーを促進する働きがあります。

・一般的に肌のターンオーバーは28日とされますが、それは若い人のターンオーバーであり、40歳前後になると、肌のターンオーバーは約40日になります。

・中高年者の肌のしみ・くすみの原因のひとつに、肌のターンオーバーの低下があります。

・しみ・くすみ以外にも、肌のターンオーバーは、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸と関係します。

・肌のターンオーバーを促進することで、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸増加がめざせます。つまり、肌のハリ・弾力をアップさせることができます。

2.線維芽細胞に作用して、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増加させる作用

・線維芽細胞は、肌のハリ・弾力と関係するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をつくる細胞になります。

・レチノイン酸トコフェリルとトコレチノエート10は、線維芽細胞に作用して、真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を増加させます。

トコレチノエート10による方法

トコレチノエート10は、ドクターカハダで採用された成分です。

トコレチノエート10は、いうレチノイン酸(ビタミンA)とd-δ-トコフェリル(ビタミンE)とが結合した成分です。

トレチノイン、純粋レチノールのような肌刺激がほとんどありません。

トコレチノエート10は、線維芽細胞に作用し、真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の増加がめざせます。

肌のハリ・弾力をアップして、シワ、たるみの改善がめざせます。

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主な配合成分

・EGF

・SK-influx(新処方セラミド)

・ヒアルロン酸

・トコレチノエート10

トコレチノエート10が真皮層の線維芽細胞に作用し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の増加がめざせます

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by Nana

Dr.Nanaは、皮膚科学が専門です。

私のブログは、皮膚科学に基づいたスキンケア法について紹介しています。

若い世代のスキンケア〜エイジングケアまで、紹介します。

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