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2015年07月12日

ナチスドイツの終焉


図書館で「1945年のドイツ 瓦礫の中の希望」(テオ・ゾンマー)を借りて読んでいる。ナチス親衛隊SSは戦中のドイツのエリートとして君臨していましたが、戦争に負けると立場は180度変わって、惨殺される運命に晒されます。それまでのSSの酷い仕打ち・非人間的な悪行が知れ渡っているので、どこでも人間扱いしてもらえません。SSどころか、東方からの難民もベルリン在住の者も、軍人・市民に至るまで四方を敵に囲まれて食料も家も何も無くて露頭に迷いながら逃避行を続けるのです。昨日までは劣悪民族として蔑んでいたユダヤ人・ポーランド人・チェコ人・ロシア人皆がドイツ人と見ると凌辱し強姦します。
ドイツ軍人は河原に動物用の檻に入れられて食料を与えられず寒気の中で死に絶えていきます。ドイツ女性は何百万人もがロシア人に1日20〜40回も強姦されます。それも家族の見ている前で。
全くドイツの終戦は地獄絵図みたいなものです。
それまでドイツ人はヨーロッパの覇者として君臨していたので、そのお返しみたいなものだと思います。
当時ドイツの残されていた男子はヒトラー・ユーゲントに参加させられていた20歳以下の若者達で、彼らもドイツ兵やSSとして残虐な扱いを受けます。煙草の火を押し付けられ、毎日殴られたり、食事も満足に得られず、寝る所も不自由で、人間扱い等してもらえません。戦前のドイツ人の誇りのかけらも見られなくなります。が、それでもスターリン等はドイツ人の優秀さ故にドイツ人を恐れます。

戦争に負けるという事は、人間が人間扱いしてもらえないという事でしょう。その点、日本人はよく分かっていて、戊辰戦争や戦国時代の戦争を上げるまでもなく、平安時代から鎌倉時代にかけての源平合戦で既に厳しい扱いを知っています。それ故、「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓が流布されていました。酷い事をした者は、まともに裁判すらしてもらえず、叩き殺されるのが関の山です。





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悪役マーフィー君

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「The100」を見て頂ければ分かりますが、地球に降り立った100人の若者の中でマーフィーは不幸な道を歩みます。恰好の悪役として描かれているのですが、元はと言えば人工衛星で議長が次々に市民を死刑にしたので、その子ども達が議長の息子を毛嫌いしている事から始まります。
シャーロットという女児が議長の息子を殺し、マーフィーはその嫌疑をかけられ、首つりされます。シャーロットが土壇場で自白したからマーフィーは一命を取り留めますが収まりません。マーフィーはシャーロットを追い詰め、シャーロットは身投げして自殺してしまいます。収まらないのは他の若者で、何も小さい女の子を殺すことはないのだとマーフィーを追放します。
マーフィーはグラウンダーに拘束されて酷い目に合わされ、元の若者達の所に戻りますが、そこで少し暖かく迎えられて怪我は治ってきますが、首吊りの恨みは晴れず、次々に若者を殺していきます。そして、再び逃避するのですが、また、グラウンダーに捕まって酷い目に合わされます。
悪役にされるのは何時もこういう人なのかもしれません。何も悪い事をしていないのに、周りの誰かの動きで悪者にされてしまうのです。自分を守ろうとして、誰もが忌み嫌う行動を取ってしまって総スカンを食らってしまうのです。ここではシャーロットという可愛い女児なのですが、私から見ればシャーロットが議長を殺す時のナイフの速さには驚き増した。さぞかし腕の筋肉がよくついているのだろうと思いました。こういう女児と争えば私なら殺されてしまいそうです。向こうの女児は逞しいのです。マーフィーがシャーロットを憎む気持ちは分かります。大の男を殺したのであるから、自分とも対等だと思うのであって、決して可愛い女児とは思えないのでしょう。

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ベラミーやクラークはマーフィーとシャーロットを戦わせれば良かったかもしれません。シャーロットが勝てばマーフィー君は一生奴隷だし、マーフィーが勝っても女の子相手に本気出した馬鹿という事になります






2015年07月09日

国家公務員の甲乙丙

国家公務員は甲乙丙とあって、最初に甲で入った人だけがキャリアだと言うのです。後から勉強して遅れて甲の試験を通っても、甲の仲間には入れてもれないと言うのです。国家公務員だけでなく、地方公務員や学校の教員もそうだと思います。よく勘違いしてしまいますが、現実はそうなのです。それを肯定的に言うなら、若い時にしか勉強出来ない・分からない事があるから、それを知らない限り途中から入っても駄目なのです。よく、学校へ35歳過ぎて教員になる人がいるけれども、若い時の教員経験が無いのは物足りないのです。
そんな若い時の姿で、将来の運命まで決められるのは歯がゆいと思うでしょうが、それなら公務員になんかならなければいいのです。



2015年07月07日

FURY

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吊るされるドイツ市民
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世界大戦末期、ドイツに侵攻したアメリカ軍の戦車部隊の話。
満身創痍のドイツ軍ではヒトラーの命令一下、全国民を戦闘員にして戦うが、反抗する者はSSに捉えられ首吊りにされたり町の前に晒される。まるでローマ時代の先史みたいな所業です。
躍進するアメリカ軍に包囲されたドイツの町の残存する兵は降伏しますが、SSに降伏は認められません。家族や子どもの事を言っても、聞いてもらえず射殺されます。腕が折れていても、SSというだけで射殺されます。それほど、申し開き出来ない程にSSの悪行は知れ渡っていたということです。
ここまで憎まれる部隊も勝っておれば、反対多くを残虐に殺していたのでしょう。
そして、戦争に負けると、女性は戦利品扱いされます。食料も無い状態で、綺麗なドイツ女性もチョコレート1箱か煙草2箱で簡単に股を開くと言うのです。考えれば、いい時代なのかなと思ってしまいます。
史実では、占領されたドイツでは、押し寄せる赤軍が婦女子を犯すのですが、一人で1日何十人にも犯されて堪らず自殺する場合がありました。日本では、そこまでの話はありませんが、朝鮮占領軍というふざけた朝鮮人の蛮行が知られています。アメリカ軍も蛮行は知られていませんが、日本軍の中国での蛮行は中国・朝鮮が言うようには信用出来ないと思います。








2015年07月05日

the100

囚われのマーフィー
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「百」が評判になっていて、面白い。アメリカのドラマでは「スパルタカス」以来の出来に思えました。中でも悪役のマーフィーが超絶に面白い。仲間を裏切った為に、疑われて冤罪で絞首刑の目にあう。が、間違っていたことが分かり、マーフィーは真犯人である幼い女の子を追い詰めて殺してしまう。仲間に拘束されるが、許されて追放処分を受ける。核戦争後にも地球で生存していたグラウンダーに捕まって半殺しの苦難にあい、逃亡して古巣に舞い戻り、ボロボロの情けない姿をかつての仲間に晒す。そこで、ヒロイン役のクラークちゃんにいたわられて回復していくが、かつて、自分を絞首刑にした相手を次々に殺していく。が、また、逃亡して、再び恐ろしいグラウンダーに拘束されて、ちみどろの目に会わされる。
悪い人間は、ここまで悪いものか。人は酷い目に合わされた相手をキリストのようには許せないものなのか。
とことん痛めつけられて、身体が弱くなり、心は荒んで更に悪く弱くなっていく。反対に愛にあふれたクラークちゃんはより強く美しくなっていくのです。そこで、大人しくして、可愛くできないのか、マーフィー。と、思ってしまいます。身につまされる劇です。恨みを忘れると言いながら、忘れる事は難しいものです。
クラーク役のイライザ.テイラーのピチピチした肉体が魅力的です。何時、脱いでくれるのでしょうか。
マーフィーを見ていると複雑な気持ちに陥ります。最初は悪ガキで皆から恐れられ怖がられて、小さい女の子にも容赦ない悪質さを示します。しかし、皆から吊るしあげられて、顔や身体を痛めて、更に凶悪な大男達に捕らわれて、傷つけられます。何をしても憎しみや恨みだけが残って、何をしても悪くとられます。お終いに女の子からも痛めつけられそうな気がします。
男は一度舐められたら悲惨です。最初は恐ろしい女の上役から顎で使われ、次に若いピチピチした女性にコケにされて、更に今度は恐ろしい筋肉質な女性(林理香さん)から鷲掴みされて弄ばれる、という悪夢に苛まれるのです。





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