法律・手続きなどを調べてみた。

本籍って何かを調べていくと、当然ですが戸籍についても気になります。

というわけで、戸籍についても調べてみました。

戸籍とはいったい何か？それは、『戸（こ）』と呼ばれる家族集団を単位として
国民を登録する目的で作成された公文書のことです。
日本以外にも中国や韓国で同様の制度があるようです。

日本の戸籍制度は、「日本国民についての身分関係を明確にして公証するもの」と
言えます。もっと言うと、日本国民一人一人を対象にして、出生・親子関係・養親子
関係・婚姻・離婚・死亡などを証明する制度です。日本国民であれば、外国に住所が
あっても戸籍が存在しますが、日本国籍のない外国人は日本に住んでいても戸籍に
登録されません。

次に、戸籍に記載されている内容です。

まず、『本籍』と『筆頭者』が表示されています。
『本籍』は昨日のブログでも書きましたので省略します。
『筆頭者』とは、戸籍の最初に記載されている人のことです。
戸籍に一人しかいなければその人の名前が、夫婦で二人いれば結婚しても
苗字が変わらなかった方の人の名前が書かれます。
筆頭者は、亡くなった方でもそのまま名前が記載されることになります。

さきほど夫婦の戸籍について書きましたが、戸籍は夫婦とその子供について登録されます。

子供が成長して結婚すると、親の戸籍を抜けて、結婚相手と新しい戸籍を作ることに
なります。また、２０歳以上であれば、結婚しなくても親の戸籍を離れて独立した戸籍を
作ることも出来ます。

ほかに戸籍には、その人の個人を特定するため、氏名・生年月日・父母続柄
・結婚していれば配偶者区分（夫か妻か）が記載されます。また、身分事項と
いわれる出生・死亡・婚姻暦・離婚暦・養子縁組暦などの情報も記載されます。

各自治体によって多少違うかもしれませんが、大体こういった内容が書かれているようです。