プリシラ&アル!(リゼロ登場人物紹介)
リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)に登場する王選候補者プリシラと、その騎士アルについての紹介です。
ネタバレ注意!
<プリシラ・バーリエル>
王選に出場している、王候補の1人、プリシラ・バーリエル。
「血色の花嫁」と世間では囁かれているようです。
彼女はライプ・バーリエルという老人貴族と若くして結婚し、その夫は亡くなりました。結果、プリシラはバーリエル家を手中にし、贅沢な暮らしをしています。
とてもワガママな性格で高飛車。ずっといい暮らしをしていたのか、世間の常識に疎いところもあります。リンガ(リンゴのような果物)が皮をむく前は赤いということを知らなかったほどです。
朝に強くて読書好き。ハデ好き。
勘と運が凄まじく良いです。バーリエル家の領地をテキトーに運営してかつてない隆盛をもたらしました。
また、スバルとリンガを賭けてコイントスで勝負した時、当然のように7連勝しました。プリシラの騎士アルが言うには、「天がプリシラを選んでる」だそうです。
参考に:『Re:ゼロから始める異世界生活』4巻P206〜
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「ライプ殿(プリシラの夫)の姿が見えませんが、彼は……?」
プリシラ:「あの好色なジジイならば、半年前に急速にボケて廃人になった。その夢と現実の境が分からんまま、つい先日ぽっくり逝ったばかりじゃ」
「なんと、ライプ殿が。ふぅむ。そうなると、ライプ殿とプリシラ様のご関係は?」
プリシラ:「妾にとっては亡き夫ということになるじゃろうな。指先さえ触れておらんのじゃから、本当の意味で名前だけの関係ということになる」
アル:「姫さん、いくらなんでもその言い方だと哀れすぎねぇ?」
プリシラ:「無意味な死、無価値な生よ。唯一、あの老骨の生に意味があったとすれば、溜め込んでいた全てを妾にそのまま譲渡したことじゃな。故に、バーリエル家は妾のものである」
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<アル(アルデバラン)>
プリシラの騎士、アル(本名、アルデバラン)はスバルと同じ世界からやってきた男です!
こちらの世界へ来て長く、見世物として剣を振るわされる奴隷、剣奴の経歴の持ち主。十数年間、ヴォラキア帝国で剣奴をしていました。重厚な仮面をかぶっていますが、この仮面の下の素顔は傷だらけです。
片腕も戦いの中で失いました。アルには左腕がありません。本人の談では「もう片腕での生活の方が長い」のだそうです。
異国情緒あふれる奇抜極まりない恰好をしていますが、これは本人の趣味なようです。読者からしたら割と皆奇抜な服装をしていて、このリゼロの世界でのスタンダードな服装がどんなものなのかがまず分かりませんが……。
アルもスバルも自分の故郷を「異世界」とは言いにくいようで、『大瀑布の彼方から来た』ということになっています。
リゼロの世界では大陸図の端、世界の四隅では大地が途切れ、そこには全てを押し流す水の奔流、つまり大瀑布があります。
スバルやアルのように「大瀑布の彼方から来た」という者は時折いるようで、おそらくは他にも異世界からやって来た人がいるものと思われます。
(アナスタシア・ホーシンはもともと名字がありませんでしたが、かつての大商人ホーシンの名前を自分に冠しました。このホーシンも、「大瀑布の向こうからやってきた」と言っていたそうです。)