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八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
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2025年01月31日

ヤマト王権と深い関係

 西都原古墳群には九州最大の前方後円墳がある。
古墳時代、ヤマト王権との関係が深かった一つの証しだ。
古墳群は標高60~80m の西都原台地が中心。
「一ツ瀬川の中流右岸の勢力が首長を埋葬古墳群でしょう。」
県立西都原考古博物館の東憲章副館長が解説する。
天照大神の命令で地上に降り立った孫のニニギノミコトと、その妻コノハナサクヤヒメの墓との伝承も残る。
<何故ここに?>
神話では現在の宮崎、鹿児島県境にある高千穂峰、或いは宮崎県高千穂町が「天孫降臨」の地とされます。
その子孫、神武天皇は船軍を率いて日向を出て、大和を平定し初代の天皇の位に就いたとなっています。
8世紀に成立した日本書紀や古事記にある神話を、作り話として否定する時期もありましたが、近年は弥生や古墳の時代に起きた事を示唆するとの見方もあります。
天皇の祖先が大和に降臨しても良かったはずです。
態々南九州に降り立った話となったのは、何らかの影響力のある豪族、勢力がいたと考える事も出来ます。
<どんな勢力?>
種子島の貝も使う様になると、現在の鹿児島県の志布志、内陸の宮崎県の都城を経て日向灘、豊後水道、瀬戸内海を通って運ばれました。
こう言う海運に携わる人々が南九州にいたと考えられます。
勿論中国、朝鮮半島とも繋がるルートもあったはずです。
ヤマトは南九州と結ぶ事で北部を牽制する意図もあったのでしょう。
馬は古墳時代に半島から導入され日向で育てられた様です。
殉葬は大陸の風習なので馬を飼う技術者も半島から来たのでしょう。
前方後円墳を何処にどの大きさで造るかは、ヤマト王権が地方の豪族との関係、支配の視点から差配していたはずです。
<古墳群が多くある>
年代毎に違うのです。
これは広域の首長連合があって盟主の座を定期的に交代していたとも言えますし、ヤマト王権内の権力争いとその結果が反映されたとも想像できます。
古墳群がある関東などの地域でも同様の傾向にあります。
 宮崎県立西都原考古博物館  東 憲章副館長
                                 愛媛新聞 歴史を旅するから
この地域では盗掘が増えているらしい。
持田古墳群(高鍋町)から盗掘された銅鏡は高い値段で取引されたらしい。
宇和にも古墳がある。
歴史は勝者が作る。
だから都合の良い様に作り替える。
自民党と同じだ。
負けた者の見方も知る必要がある。
でないと本当の事は分からない。

現代の混迷見透かす

 言い換えると、社会に登録されると国家の庇護も受けられ、退屈だけれども無難に生きる事ができますが、逆に登録を解消すると、自由ではあっても先行きの見えない不確実性に絶えず脅かされる事になります。
そう言うディレンマが常に立ちはだかるのです。
社会への登録か、それとも抹消かと言う二者択一は然し、更にもう一捻り、捩れています。
抑々人々が至近距離で生きる都市生活は、互いが不審者ではない事を読み取れなければ成り立ちません。
社会への登録とはその意味で、人々がその外見、その振る舞い、更にその思考や感情まで同じ型に揃える事、詰まり各人の存在の規格化に他なりません。
現在なら差し詰め「カメラ機能とメモ機能を備えた原始的なスマホ」の中に身を潜めている人間に当たると言います。
ネット空間で人は互いに匿名のままで発信し又記録するからです。
人が身元不明な存在になるのに、最早「失踪」も「蒸発」も必要ないのです。
但し、これはかなり由々しい事態です。
誰でもなくなる事は同時に誰にでもなれる事だと言うのは、安部公房の言葉で言えば、「不在証明は手に入れても、代わりに存在証明を手離してしまった」と言う事になるからです。
覗き見る者は何時も覗き見られる可能性に曝されている。
見姦はこの様に人々の間で無限に循環します。
そしてそこに、デモクラシーが匿名の暴力装置に裏返ってしまう怖さ、誰も情報の真偽を判じえないままに崩れていく怖さがあります。
こうした事態に果たして人は何処まで耐えうるのか。
これが安部公房の最後に行き着いた問いなのでした。
 鷲田 清一  哲学者
                                     愛媛新聞 稜線の思考から
作家・安部公房の長編小説「箱男」は、フェイク情報の氾濫やデモクラシーの機能不全と言った現代社会の混迷を半世紀前に既に見透かしていたらしい。