こうした慢性の眩暈に悩まされているなら、それは近年知られる様になった「持続性知覚性姿勢誘発眩暈( PPPD )」かも知れない。
眩暈は症状から急性、反復性、慢性の三つに分類される。
急性は平衡感覚を司る内耳が炎症を起こす前庭神経炎や突発性難聴、
反復性は一定期間ごとに繰り返すメニエール病や良性発作性頭位眩暈症、
慢性は一側前庭障害の後遺症や、不安・抑鬱による心因性眩暈が代表例だ。
新潟大医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科の堀井新教授によると、PPPD は、急性や反復性の眩暈から回復した後に現れる事が多い。
ぐるぐる回る様な回転性の眩暈ではなく、浮動感、不安定感が3カ月以上続くのが特徴。
様々な実験から導き出した堀井さんの原因仮説はこうだ。
人間は、内耳による感覚と視覚、更には足の筋肉の緊張などで傾きを感じる体性感覚の三つで体のバランスを保っている。
この内、先行した急性などの眩暈の際に、一時的に失われた内耳感覚を補う為に視覚や体性感覚が敏感になり、内耳が正常に戻ってからも視覚や体の動きによる刺激で脳が過剰反応して眩暈が起きている可能性だ。
愛媛新聞 体から
睡眠と運動、喫煙習慣が欠勤率や離婚率と関連している事が分かったと、順天堂大や健康長寿産業連合会のチームが専門誌に発表したらしい。
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