シニア農夫の、B級，ブログ

韓国が良く「放置国家」と言われるが、そもそも法治の上に、
民族感情があるのだろう。
その民族感情を主張する時には全ての物が脇に追いやられる。
良く韓国・朝鮮人は主観的とか、とも云われるがこう云う処に
現れてるわ〜な。
２０１６年か釜山に売春婦像を建てた時一旦は徹去したけど、
全土から市役所に批判の嵐、とうとう悲鳴をあげ批判に屈服
屈服する方も方だが、批判するは客観的に考えれば可笑しい、
国内の道路交通法にも違反、最大は国際条約に違反だ、これは
国際的に最も恥ずかしい事だが・・・・・

【萬物相】財閥一家に対する逮捕状

かなり前、検察の捜査を受けていた有名な政治家が周囲の
人々にしたという話を聞いた。
24時間放送のニュースチャンネルが開局したころのことだ。
ひっきりなしに出てくる「○○○まもなく出頭」という
テロップがよほどつらかったのか
「寝ようと思って目を閉じても（テロップが）目に浮かんで
きたよ」と語ったという。
捜査機関の処分を待つ容疑者の立場を
「裸でトゲに刺されるようだ」と言った人がいたが、
その政治家もそうだったのだろう。

インターネットやソーシャル・メディアを通じてニュースが
光の速さで遠くにまで広まる現在では、いっそう
つらい状況だろう。
家宅捜索時に一度、出頭時にもう一度、そして
逮捕・起訴までと捜査段階を経るごとに容疑事実が繰り返し
公表される。しかも、多くの場合はそれが誇張され、
裁判を受ける前に有罪判決を受けたのと同じ状況になる。
現代版「市中引き回しの刑」だ。

「水かけ姫」に端を発する韓進グループ会長一家の問題は
3カ月間にわたり世間を騒がせている。
「広告が気に入らない」と言って広告代理店社員に
飲み物をかけた次女の話に始まり、工事現場関係者のほおを
たたく妻の映像が公開された。
それを見て不愉快に思わない人はめったにいないだろう。
「ナッツ姫」こと長女もかつて問題を起こした前科がある。
数千億ウォン（数百億円）という財産を持つ人々が、違法に
薬剤師を雇って不当な利益を得ていたというのだから、
後ろ指さされても何も言えない。

このため、検察・警察は次女、妻、会長を次々と留置場送りにするとして逮捕状を請求した。
後れを取るまいと関税庁・出入国当局・国土交通部
（省に相当、以下同じ）・教育部・公正取引委員会・
社会福祉部までこれに加わった。
これまで家宅捜索が11回、逮捕状4回、長女まで含め
会長一家が報道陣の前でさらし者になり、質問攻めに
あっただけで9回だという。
妻だけで出入国当局と警察に5回出頭を求められた。
長男も20年前の大学編入問題で調べを受けている。
一家を一網打尽にしようというわけだ。

「パワハラ財閥会長一家」を留置場や拘置所に入れれば、
大衆の怒りを晴らす効果はあるだろう。
会長一家が報道陣の前に立ち、消え入るような声で
「誠実に事情聴取に応じます」と言うのを見て、
「痛快だ」という声も少なくない。しかし、
法的責任は別の問題だ。
法に背いているかどうかが立証されなければならない。
「目には目を、歯には歯を」は法治ではない。
会長に対して請求されていた逮捕状は裁判所によって
おととい棄却されたほか、これより前に検察警察が
請求していた逮捕状もすべて棄却されている。
他人にコップの飲み物を浴びせるというパワハラ行為は
道徳的に非難されて当然だ。しかし、
だからと言ってどのような方法であれ結びつけて逮捕しようと
いうのは、道徳と法の領域を混同していることになる。

李明振（イ・ミョンジン）論説委員
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版