2017年11月26日
日本より自国の債務を心配しろ〜よ
ふ〜ん、韓国の国家債務はまだ健全ですか、自分とこの債務の
健全さを主張するため、さりげなく日本の債務を引き合いに出し
批判するとこなど朝鮮人らしいやね。
日本の債務には色々と裏があるのだ、韓国人には到底判るまい。
第二次朝鮮戦争よりも先に経済で消滅することを心配したらどう〜
【寄稿】北朝鮮の核よりも恐ろしい韓国の政府債務
1992年1月1日ソ連が地球上から消えた。
1917年のボリシェビキ革命から米国と二大軸を形成し、世界に
号令を発した国、帝政ロシア時代にかのナポレオンもヒトラーにも
倒されなかった国、そんな強い国が崩壊したのだ。
それも戦争ではなく政府債務で虚しく終わりを迎えた。
財政基盤が弱い状況で米国と無理な軍備競争を展開したことが
致命傷だった。
一国の借金が持ちこたえられないほど膨らめば、危機は必然的に
訪れる。
まず外国人の資金が流出し、通貨が下落する。
その影響で物価は高騰する。金融機関がまひし、企業が倒産する。
失業者があふれても国家になすすべはない。資金がないからだ。
ロシアもそうやって危機を迎えた。
まず物価が青天井で上昇した。
1991年には5000ルーブルで自動車を購入できたが、93年には
チョコレートしか買えなくなったという。
生活必需品は底をつき、働き口もなくなった。
98年には通貨改革でルーブルを1000分の1に切り下げる
デノミネーションを実施したが、効果がなく、対外債務の
支払い停止というデフォルト(債務不履行)状態に陥った。
国民生活は悲惨だった。
人口の40%がホームレスかのような立場に転落し、通りでは強盗が
相次いだ。酒好きの人は覚えているかもしれない。90年代半ば、
韓国のバーにロシア女性が登場したことを。生活がどれだけ
苦しくて韓国までやってきたのか。
当時はロシアにとって最も苦しい時期だった。
政府債務で崩壊した国はロシアだけではない。
ドイツが第1次世界大戦で敗れて以降、戦争の賠償金を
支払おうとして泥沼にはまったことは有名だ。
当時はハイパーインフレで、パン1個の値段が1年半で実に
100億倍になったという。
給料も預金も全て紙くずになり、大多数の国民が無一文になった。
結局ヒトラーが登場し、悲劇の道を歩んだ。
21世紀に入ると、福祉ポピュリズムの国が崩壊している。
2000年代初めに破綻したアルゼンチンな食糧難が深刻になり、
貧困層はカエルやネズミも捕まえて食べたという。
最近破綻したベネズエラは飢えのため、今も強盗と略奪が
日常化している。ギリシャは生活苦に耐えられなくなり、人材が
国外に脱出し、非力な庶民ばかりが残って苦痛を味わっている。
危機が訪れると、庶民ほど苦しみが大きいものだ。富裕層はドルや
金の保有で危機を避けることができるからだ。
これらの国々はかつて豊かだった。世界に号令したロシア、
産業革命に成功したドイツ、世界5位の富裕国だったアルゼンチン、
石油国ベネズエラ、観光大国ギリシャ。いずれも誤った
政治指導者のせいでひどい苦痛を経験した。
いずれも「まさか」が現実になった。
巨額の借金を抱えてても持ちこたえている国は日本が唯一だ。
国内総生産(GDP)の250%という政府債務で成り立つ理由は、
金利が低い上、国債を国内で消化できるほど貯蓄が多いからだ。
しかし、こうした状況がいつまでも続くはずはない。
今後景気が活性化し、物価が上昇すれば、金利上昇は避けられない。金利が1%上昇すれば、利子負担が歳出の約10%、防衛費の2倍ほど
増えるというから財政は持たない。
増発する国債を国内で消化するにも結局は限界がある。今は企業が
骨身を削り、構造調整を進めた結果、経済が好転しているが、
政府債務は結局足かせになるだろう。
先進国は政府債務の怖さを知っているため、事前に備えを固めようとしている。
2012年に韓国が大学授業料半額化問題で騒いでいた頃、英国は
大学授業料を3倍に引き上げた。
韓国は選挙を意識して基礎年金の給付額を引き上げ続けているが、
元祖福祉国家のスウェーデン、ノルウェーは既に廃止した。
スイスは無償で基本所得を保障するという法案に国民が反対した。
日本は消費税を2倍に引き上げる途上にある。
米国も海外での紛争介入を最小化し、日本の再武装を容認するなど
国防費の削減努力を強化している。
世界が政府債務の削減に全力を挙げているにもかかわらず、韓国は
逆行している。
韓国の政府債務はまだ健全な水準だが、過剰な家計債務、
日常化する災害、統一費用まで考えた場合、余力は小さい。
先進国が示したように、福祉拡大が始まると、負債は
コントロールできずに増える。
国家の債務危機は通貨危機で経験した企業債務の危機とは次元が
異なる。
ロシアは資源価格の上昇で生き残ったが、韓国は資源を持たない。
ある意味北朝鮮の核よりも危険なので、たとえ0.1%の可能性で
あっても防ぐことが必要だ。
韓国国会では予算案審議がピークを迎えている。福祉拡大が
避けられないならば、増税を行うか、
経済分野の予算を削減するかすべきだ。この際、
仮称「国家債務上限法」を制定することも一策だ。
金大棋(キム・デギ)
KDI国際政策大学院招聘教授・元大統領府政策室長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
健全さを主張するため、さりげなく日本の債務を引き合いに出し
批判するとこなど朝鮮人らしいやね。
日本の債務には色々と裏があるのだ、韓国人には到底判るまい。
第二次朝鮮戦争よりも先に経済で消滅することを心配したらどう〜
【寄稿】北朝鮮の核よりも恐ろしい韓国の政府債務
1992年1月1日ソ連が地球上から消えた。
1917年のボリシェビキ革命から米国と二大軸を形成し、世界に
号令を発した国、帝政ロシア時代にかのナポレオンもヒトラーにも
倒されなかった国、そんな強い国が崩壊したのだ。
それも戦争ではなく政府債務で虚しく終わりを迎えた。
財政基盤が弱い状況で米国と無理な軍備競争を展開したことが
致命傷だった。
一国の借金が持ちこたえられないほど膨らめば、危機は必然的に
訪れる。
まず外国人の資金が流出し、通貨が下落する。
その影響で物価は高騰する。金融機関がまひし、企業が倒産する。
失業者があふれても国家になすすべはない。資金がないからだ。
ロシアもそうやって危機を迎えた。
まず物価が青天井で上昇した。
1991年には5000ルーブルで自動車を購入できたが、93年には
チョコレートしか買えなくなったという。
生活必需品は底をつき、働き口もなくなった。
98年には通貨改革でルーブルを1000分の1に切り下げる
デノミネーションを実施したが、効果がなく、対外債務の
支払い停止というデフォルト(債務不履行)状態に陥った。
国民生活は悲惨だった。
人口の40%がホームレスかのような立場に転落し、通りでは強盗が
相次いだ。酒好きの人は覚えているかもしれない。90年代半ば、
韓国のバーにロシア女性が登場したことを。生活がどれだけ
苦しくて韓国までやってきたのか。
当時はロシアにとって最も苦しい時期だった。
政府債務で崩壊した国はロシアだけではない。
ドイツが第1次世界大戦で敗れて以降、戦争の賠償金を
支払おうとして泥沼にはまったことは有名だ。
当時はハイパーインフレで、パン1個の値段が1年半で実に
100億倍になったという。
給料も預金も全て紙くずになり、大多数の国民が無一文になった。
結局ヒトラーが登場し、悲劇の道を歩んだ。
21世紀に入ると、福祉ポピュリズムの国が崩壊している。
2000年代初めに破綻したアルゼンチンな食糧難が深刻になり、
貧困層はカエルやネズミも捕まえて食べたという。
最近破綻したベネズエラは飢えのため、今も強盗と略奪が
日常化している。ギリシャは生活苦に耐えられなくなり、人材が
国外に脱出し、非力な庶民ばかりが残って苦痛を味わっている。
危機が訪れると、庶民ほど苦しみが大きいものだ。富裕層はドルや
金の保有で危機を避けることができるからだ。
これらの国々はかつて豊かだった。世界に号令したロシア、
産業革命に成功したドイツ、世界5位の富裕国だったアルゼンチン、
石油国ベネズエラ、観光大国ギリシャ。いずれも誤った
政治指導者のせいでひどい苦痛を経験した。
いずれも「まさか」が現実になった。
巨額の借金を抱えてても持ちこたえている国は日本が唯一だ。
国内総生産(GDP)の250%という政府債務で成り立つ理由は、
金利が低い上、国債を国内で消化できるほど貯蓄が多いからだ。
しかし、こうした状況がいつまでも続くはずはない。
今後景気が活性化し、物価が上昇すれば、金利上昇は避けられない。金利が1%上昇すれば、利子負担が歳出の約10%、防衛費の2倍ほど
増えるというから財政は持たない。
増発する国債を国内で消化するにも結局は限界がある。今は企業が
骨身を削り、構造調整を進めた結果、経済が好転しているが、
政府債務は結局足かせになるだろう。
先進国は政府債務の怖さを知っているため、事前に備えを固めようとしている。
2012年に韓国が大学授業料半額化問題で騒いでいた頃、英国は
大学授業料を3倍に引き上げた。
韓国は選挙を意識して基礎年金の給付額を引き上げ続けているが、
元祖福祉国家のスウェーデン、ノルウェーは既に廃止した。
スイスは無償で基本所得を保障するという法案に国民が反対した。
日本は消費税を2倍に引き上げる途上にある。
米国も海外での紛争介入を最小化し、日本の再武装を容認するなど
国防費の削減努力を強化している。
世界が政府債務の削減に全力を挙げているにもかかわらず、韓国は
逆行している。
韓国の政府債務はまだ健全な水準だが、過剰な家計債務、
日常化する災害、統一費用まで考えた場合、余力は小さい。
先進国が示したように、福祉拡大が始まると、負債は
コントロールできずに増える。
国家の債務危機は通貨危機で経験した企業債務の危機とは次元が
異なる。
ロシアは資源価格の上昇で生き残ったが、韓国は資源を持たない。
ある意味北朝鮮の核よりも危険なので、たとえ0.1%の可能性で
あっても防ぐことが必要だ。
韓国国会では予算案審議がピークを迎えている。福祉拡大が
避けられないならば、増税を行うか、
経済分野の予算を削減するかすべきだ。この際、
仮称「国家債務上限法」を制定することも一策だ。
金大棋(キム・デギ)
KDI国際政策大学院招聘教授・元大統領府政策室長
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
タグ:韓国,中華
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