2015年10月02日
韓国のDNA
う〜む、まあね、これが本筋だよ、このDNAの経緯を正す、認識が無いと
韓国は救われないわな…中華なんぞさっさと忘れてしまえ、
自由民主主義が共産主義とは折り合うはずがなかろう・・・・
【寄稿】韓国のDNAに刻まれた中国への片思い
「中国との間で韓半島(朝鮮半島)の平和統一について深く話し合った」。
今月初めの韓中首脳会談の後、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が最初に発した
言葉だ。
これは韓国の政府や民間に広がっている、中国に対するバラ色の期待を
圧縮したものといえる。それは厄介者の北朝鮮を、中国が見捨てる日が
来るのではないかという期待だ。だが、冷厳な国際政治は、このような
楽観論を拒否するものだ。
韓国主導の統一に向けたシナリオを中国が認めた証拠はない。
韓中国交正常化以来一貫している中国の態度は明確だ。
「韓民族(朝鮮民族)による韓半島の平和統一を支持する」としているが、
その背景には恐ろしい伏線がある。
南北のどちらか一方による武力統一や、暴力的な過程を伴う
吸収統一に反対し、韓半島情勢の急変の際の外国の介入にも反対すると
いうのが、中国の主張の核心だ。結局、
米国が駐留を続ける「統一韓国」を容認しないというのが「帝国・中国」の
防衛線なのだ。
これは60年余り前、中国が6・25戦争(朝鮮戦争)当時の行動を通じて
示した姿勢そのものだ。
「核保有国・北朝鮮」の登場により、南北の合意に基づく統一は
不可能になった。よって、
韓国に残された唯一の現実的な選択は、北朝鮮を平和裏に吸収統一する
以外にない。
「統一こそが北朝鮮の核問題の究極の解決策だ」という朴大統領の発言は、
事態の本質を正確に捉えたものだ。まさに問題の核心は、習近平国家主席の
外交的な修辞に隠された中国の国家的な利害関係が、朴大統領の
吸収統一案と衝突するという点だ。
韓国の国民と指導者が統一に向けた基礎を築くためには、中国への
「片想い」からくる依存的な考え方をまず打破すべきだ。
外交で真心のこもったもてなしを受けたからといって、国家の大戦略とは
冷静に区別しなければならない。
中国の巧みな話術に振り回される2015年の韓国の風景は、1880年に
駐日中国公使の何如璋が英国の公使に言い放った言葉を連想させる。
「ひそかに力を誇示しながら親切に接すれば、簡単に従う朝鮮人たちは
まるで子どものようだ」という発言だ。
韓国の先祖たちは、帝国・中国が設定した中華秩序を骨の髄まで受け入れた。先進的な文化の受け入れと、弱小国の生き残りのため、実利的な次元を大幅に
超越した積極的な受け入れだった。
中国を文明の中心と考えて事大(大国に従う)しながら、自国を
「小中華」として自慢した。とりわけ、1644年に明が滅亡した後、朝鮮民族の
小中華意識は「小さな中国」の自画像まで描いた。
中国の辺境の異民族が全盛期に世界の中心を自負し、その頂点に立つ者が
「皇帝」を自称していたのとは異なり、朝鮮は自らを「東国」と呼びながら
中国に従った。まさに骨の髄までといえる中国への片想いだった。
だが、かつての韓半島の中国への片想いというDNAを、今日再現すると
いうのは時代錯誤であり、むしろ統一の障害となりかねない。
韓国は民主化と経済発展をともに実現したが、これは中国には夢のまた夢だ。
中国の民主化は「帝国・中国」の解体をもたらすからだ。
このため経済的な利害関係を除けば、韓国が中国に片想いをし続ける理由は
全くない。
世界の「2強」となった中国の世界戦略を、韓国の依存的な考え方へと
ねじ曲げて解釈するのは、危険千万なことだ。
日本の「普通の国」への変革の動きに怒りをあらわにする韓国人の感情的な
反応も、韓国で戦略的な考え方が不十分という事実を立証する。
民族主義的な熱情が過剰になると統一という大局を見誤ることになりかねない。
7世紀の3国(高句麗・百済・新羅)の統一は、21世紀の南北統一と韓中関係の
道を暗示するモデルだ。
国際政治的な現実主義によって歴史的なビジョンを示してこそ、統一への道が
開かれる。
政治的な現実主義の基本的な前提は、帝国・中国が韓半島の運命の瞬間に
武力介入するのが常だったという事実だ。
7世紀に続き16世紀の壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)、
17世紀の丙子胡乱(清が朝鮮に侵入し制圧した戦い)、19世紀の日清戦争、
20世紀の6・25戦争が代表的な事例だ。だが、高句麗と百済が滅亡した後、
韓半島全体を支配しようとした唐の思惑に対し、新羅は全く異なる対応を
見せた。
柔軟な外交と、決然とした戦争によって、韓国史の決定的な瞬間を
つくり出した。
唐を武力で追い出した新羅の力量に
加え吐蕃(現在のチベットにあった王国)の北方侵攻という幸運も
重なり、史上最強とされた唐帝国も統一新羅を認めざるを得なくなった。
もちろん、現代は過去とは違うが、弱肉強食の無法状態としての国際政治と
歴史の本質は変わることはなかった。米国であれ中国であれ、
大国への片想いによって韓国の国家としての戦略を打ち立てるというのは
非常に危険な行為だ。
中国の戦略に対しては、戦略をもって対処しなければならないからだ。
中国への片想いというDNAを払いのけてこそ、韓国は初めて大人扱いされる。
南北統一は韓国の現代史で最大の決定的な瞬間となる。
南北統一は韓国現代史で最大の決定的瞬間となる。
真の意味で大人になった韓国だけだ、ようやく統一という偉業を
成し遂げることになる。
ユン・ピョンジュン韓神大学教授(政治哲学)朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
韓国は救われないわな…中華なんぞさっさと忘れてしまえ、
自由民主主義が共産主義とは折り合うはずがなかろう・・・・
【寄稿】韓国のDNAに刻まれた中国への片思い
「中国との間で韓半島(朝鮮半島)の平和統一について深く話し合った」。
今月初めの韓中首脳会談の後、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が最初に発した
言葉だ。
これは韓国の政府や民間に広がっている、中国に対するバラ色の期待を
圧縮したものといえる。それは厄介者の北朝鮮を、中国が見捨てる日が
来るのではないかという期待だ。だが、冷厳な国際政治は、このような
楽観論を拒否するものだ。
韓国主導の統一に向けたシナリオを中国が認めた証拠はない。
韓中国交正常化以来一貫している中国の態度は明確だ。
「韓民族(朝鮮民族)による韓半島の平和統一を支持する」としているが、
その背景には恐ろしい伏線がある。
南北のどちらか一方による武力統一や、暴力的な過程を伴う
吸収統一に反対し、韓半島情勢の急変の際の外国の介入にも反対すると
いうのが、中国の主張の核心だ。結局、
米国が駐留を続ける「統一韓国」を容認しないというのが「帝国・中国」の
防衛線なのだ。
これは60年余り前、中国が6・25戦争(朝鮮戦争)当時の行動を通じて
示した姿勢そのものだ。
「核保有国・北朝鮮」の登場により、南北の合意に基づく統一は
不可能になった。よって、
韓国に残された唯一の現実的な選択は、北朝鮮を平和裏に吸収統一する
以外にない。
「統一こそが北朝鮮の核問題の究極の解決策だ」という朴大統領の発言は、
事態の本質を正確に捉えたものだ。まさに問題の核心は、習近平国家主席の
外交的な修辞に隠された中国の国家的な利害関係が、朴大統領の
吸収統一案と衝突するという点だ。
韓国の国民と指導者が統一に向けた基礎を築くためには、中国への
「片想い」からくる依存的な考え方をまず打破すべきだ。
外交で真心のこもったもてなしを受けたからといって、国家の大戦略とは
冷静に区別しなければならない。
中国の巧みな話術に振り回される2015年の韓国の風景は、1880年に
駐日中国公使の何如璋が英国の公使に言い放った言葉を連想させる。
「ひそかに力を誇示しながら親切に接すれば、簡単に従う朝鮮人たちは
まるで子どものようだ」という発言だ。
韓国の先祖たちは、帝国・中国が設定した中華秩序を骨の髄まで受け入れた。先進的な文化の受け入れと、弱小国の生き残りのため、実利的な次元を大幅に
超越した積極的な受け入れだった。
中国を文明の中心と考えて事大(大国に従う)しながら、自国を
「小中華」として自慢した。とりわけ、1644年に明が滅亡した後、朝鮮民族の
小中華意識は「小さな中国」の自画像まで描いた。
中国の辺境の異民族が全盛期に世界の中心を自負し、その頂点に立つ者が
「皇帝」を自称していたのとは異なり、朝鮮は自らを「東国」と呼びながら
中国に従った。まさに骨の髄までといえる中国への片想いだった。
だが、かつての韓半島の中国への片想いというDNAを、今日再現すると
いうのは時代錯誤であり、むしろ統一の障害となりかねない。
韓国は民主化と経済発展をともに実現したが、これは中国には夢のまた夢だ。
中国の民主化は「帝国・中国」の解体をもたらすからだ。
このため経済的な利害関係を除けば、韓国が中国に片想いをし続ける理由は
全くない。
世界の「2強」となった中国の世界戦略を、韓国の依存的な考え方へと
ねじ曲げて解釈するのは、危険千万なことだ。
日本の「普通の国」への変革の動きに怒りをあらわにする韓国人の感情的な
反応も、韓国で戦略的な考え方が不十分という事実を立証する。
民族主義的な熱情が過剰になると統一という大局を見誤ることになりかねない。
7世紀の3国(高句麗・百済・新羅)の統一は、21世紀の南北統一と韓中関係の
道を暗示するモデルだ。
国際政治的な現実主義によって歴史的なビジョンを示してこそ、統一への道が
開かれる。
政治的な現実主義の基本的な前提は、帝国・中国が韓半島の運命の瞬間に
武力介入するのが常だったという事実だ。
7世紀に続き16世紀の壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)、
17世紀の丙子胡乱(清が朝鮮に侵入し制圧した戦い)、19世紀の日清戦争、
20世紀の6・25戦争が代表的な事例だ。だが、高句麗と百済が滅亡した後、
韓半島全体を支配しようとした唐の思惑に対し、新羅は全く異なる対応を
見せた。
柔軟な外交と、決然とした戦争によって、韓国史の決定的な瞬間を
つくり出した。
唐を武力で追い出した新羅の力量に
加え吐蕃(現在のチベットにあった王国)の北方侵攻という幸運も
重なり、史上最強とされた唐帝国も統一新羅を認めざるを得なくなった。
もちろん、現代は過去とは違うが、弱肉強食の無法状態としての国際政治と
歴史の本質は変わることはなかった。米国であれ中国であれ、
大国への片想いによって韓国の国家としての戦略を打ち立てるというのは
非常に危険な行為だ。
中国の戦略に対しては、戦略をもって対処しなければならないからだ。
中国への片想いというDNAを払いのけてこそ、韓国は初めて大人扱いされる。
南北統一は韓国の現代史で最大の決定的な瞬間となる。
南北統一は韓国現代史で最大の決定的瞬間となる。
真の意味で大人になった韓国だけだ、ようやく統一という偉業を
成し遂げることになる。
ユン・ピョンジュン韓神大学教授(政治哲学)朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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