そのせりふ信じてはいけない

ゲコゲコォッ！

っていうんだよな。


この台は朝イチリセットかかってれば１２８G以内くらいが熱いんだよな。


大学の時のスロット友達は大学2つ目の人で年上だった。

その人によくスロット教えてもらってた。

リセモとか、子役カウントとかその人から聞いた。

店選びと台選びも、その人に教えてもらったかな。



で、よく行くホールの一つで、キンパル１０台のうち必ず１台は６入れる店があった。

しかも開店１時間前に行けば、抽選で１０人以内には入れる感じだった。

今考えればシンジらんないくらい甘いよな。


６の据え置きはほぼほぼない。

だから、６をねらうなら前日の６は狙わない。

でも前日の６はリセットはかかってるから朝イチ１２８Ｇだけはアツイ。

まあでもみんなそこは選ばなかったな。



そんな店だった。

その日はオレが１の入店順を引き当てた。

で、その友達に台選びを任せたんだ。

自分で選ぶよりは確実だと思ったのか、ノリうちだったのか、もう忘れた。

１番入店だから、選択さえ間違えなければ6をツモれるっていう状況だったから

ちょっとでも店の傾向を知ってる友達に任せよう、っていう感じだったのかな。



その友達は「とれたらおまえのぶんもとるよ」といって

音楽とともに店員の横をすり抜けて店に入っていった。

んで、それっぽい、ねらいのキンパルにたばこ、その隣のキンパルにライターを投げ込んだ。

うしろにいたおじさんのうごきがとまった。
一瞬何が起こったのか分からない顔だった。

「だめだろ！」といって友達のライターを友達の台に投げ込んでおじさんは座った。

そうりゃそうだよね。よくけんかにならなかったよ。



俺はそのあと、９９％、今日の６じゃない前日の６しか間に合わず

モーニングを抜けてダメで

友だちのも６ではなくて

帰ったっけ。


大負けではないけどパッとしない１日だったな。



早起きして、それでも10回に1回しか、6に座れないのか

と、素人ながらにパチスロってきついなって思った日だったな。



でも今思えば10人仲間で行けばひとりは6ってことでしょ。

完全ノリうちで、6の奴だけぶん回せば

朝のその一瞬だけで、日給8000円くらいにはなったのかな。甘いよな。

そんな店が探せばけっこうあった。

そんな時代だったよ。

この台は新横浜のホールで打ってたな。

新横浜に住んでる大学の友達とよく遊んでた時期だ。

この台はたしかビッグが連荘するんだよな。


当時打ってたのは
北斗SEとかだったかな…？
他の機種で当たり前のように負けて

閉店間際のホールでよくこれに最後の望みをかけて金を突っ込んでたわ


閉店間際にキュインキュインいってなーー
2人でめちゃめちゃ盛り上がってたわ。
焼肉食べたりして


成功したのはたぶん2回とか、3回とかなんだろうけど
その時の記憶が強すぎて


その店で負けちゃって
閉店までいたときは
よく二人でこの台にラストチャレンジしてたな。




2011年に東日本大震災が起きて
俺はその時横浜にいたんだけど
電車全部止まっちゃって

やべーってなって

帰れないから
「あ、そうだ新横浜にあいつ住んでたわ」
ってその友達のアパートまで歩いたんだよ。

そしたら横浜から新横浜まで、実はすごい歩くのな。

ところどころで外壁は歩道に落ちてたし
他にも道をぞろぞろ歩いている人たちがいて
道ばたで、原発から煙の号外が写真付きで配られたし
どうなっちゃうんだ、っていう終末感ただよってたな。

そんでなんとか新横浜まで行ったけど
あいつ留守だったんだよ。

もう、窓ガラス割って入ってやろうかと思ったよ。

しょうがないっていうんで24時間営業のジョナサンかなんかに入ってテーブル席について
これでなんとかなるって思ってたら
22時くらいで「申し訳ありません！」つって閉められちゃったんだよな。
途方に暮れたな、あのときは。


ああいう時は都庁とかそういうデカい施設にいくといいんだよな。
銀色の毛布とか備蓄食料とかあって、一晩くらいだったら安心して過ごせるから。

押忍！番長ね。

吉宗よりは軽くてね。

これは大学時代、かなり打ったよ。

あんまり大勝ちした記憶ないけど

遊べてたと思う。


当時はメインで設定入れてる店も多かったと思うから。


シャッターから操出てくるときとか最高だったよ

轟ビッグ中のダブルナビ、デカナビとかも、気持ちよかったな
ちゅどーーん、つってな



1回、地元のあやしいホールで5確定の番長打ったんだけど

天井バケ×２回くらって　7万くらい負けた記憶ある。



ぜったい嘘イベントだったよあの店。

もうその店、更地になってたよ。

ざまあみろ、と言いたいところだけど、

高校時代とか、青春時代を過ごした町の風景が変わっていくのはさみしさがあるな。